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​炬火 Die Fackel 

執筆者の写真井上靜

 小沢一郎が生きているのか疑問だ。

 彼のSNSで発信している内容は、秘書など事務所のスタッフによるものだと言われている。もともと心臓が悪くて先が長くないと予想されていた。だから菅直人などは利用してあとは死んでくれると思ったのに思惑から外れたと、かつて言われていた。 

 ベテランとしての経験だけ活用して去って欲しかったのだろう。山本太郎議員は一時だけお互いさまで利用し合い、あとは別の道に行った。


 小沢一郎をタイガーマスクのように思っている人もいた。

 人気漫画〔アニメ〕『タイガーマスク』の「虎の穴」が自民党で、そこから抜け出して敵対している伊達直人のように小沢一郎を考えているわけだが、現実の政治を漫画やアニメと一緒にしてはいけない。

 それでも、相変わらず二度の政権交代に関与した実績は否定できない。ただし、これは反復されないと意味がない。最初はうまくいかなくて当たり前だから、それを繰り返すことで進歩し安定するのだ。



 しかし小沢一郎事務所の政権交代に対する発信は内容が古い。

 相変わらず、野党がまとまらずバラバラでは自民党に勝てないと言っている。大同団結して自民党に勝った例は既にあり、そうならないのは遅かったり手際が悪かったりしたからで、分裂しないように気を遣うのはとっくに当たり前のことになっている。

 あとの問題は、野党なのに自民党と同じ政策で、危ない法案にも賛成してしまうから、それでは一緒にやれないと当然に言われているのに、我々に合わせろ、そうでないと自民党を利することになるのだと非難する偽者の野党および野党支持者がいることだ。


 その最たる野田元首相を支持したのが小沢一郎らである。

 また政権交代と言うが、せっかくの政権交代をぶち壊した人を担いで言っているから滑稽である。もしかしたら悪意が奥に秘められているのだろうか。

 そうではなく、もうネタが切れてしまい他に言うことがないのだろう。野党はまとまれと題目を唱えるだけなら簡単だけど、それを具体化するのには課題がある。そこで苦労しているのに、その前の題目をクドクドと唱えるのは、具体化の方策が無いのだろう。

 それで、もしかして小沢一郎はもう死んでいるのではないかと思ったりするのだ。 

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更新日:10月5日

 共産党の田村智子委員長が「野党共闘の条件が損なわれた」と発言した。

 これは立憲党の野田新代表の発言を受けてのことだ。共産党は立憲党とは政策が異なるけれど、立憲主義に沿った政治をしないといけないから、選挙で野党共闘して立憲党の候補者を応援した。

 ところが、立憲党の野田新代表は、それを反故にする意思を明言した。だから条件が損なわれたというのは当然のことだ。



 ということは立憲党の屋号も降ろすべきだ。

 そもそも、立憲主義を尊重しない自民党などに対して、民主党の残党たちが立憲党と名乗って結党したはずだ。そして一度は政権交代したが長続きしなかった反省とともに再び政権交代を目指すと標榜していた。

 ところが、政権交代をぶち壊したのが野田首相であり、そんな人が厚かましくも立憲党に入ってきて新代表になり、これまで標榜していた立憲主義の尊重を否定すると言い出した。これは野田新代表が勝手に言い出したのではない。そういう人であると解っていて、それに投票した立憲党員たちが最も多かったということだ。

 こうなると、野党共闘の条件が損なわれたというだけでなく、立憲党は屋号を降ろすべきで、別の政党になるか解党するかしないと道理が通らない。


 これは立憲党の全党員による意思とは思えない。

 やはり外部からの働きかけであるし、それを圧している勢力が小沢一郎ら元は同じ穴の貉だった人たちである。

 なんであれ、いちおうの手続きはとっていたとしても、ここまで勝手なことを新代表とその取り巻きたちでやってよいことにはなならない。それでもやってしまうのだから、共産党の田村委員長は「野党共闘の条件が損なわれた」と言ったのだし、その前から新選組の山本太郎代表も言っていた。立憲党の個々の議員たちには頑張っている人たちがいるけれど、党の組織全体が駄目だという趣旨であった。


 その前には、共産党を立憲党のような不誠実な組織にしようという策謀があった。

 そうしてやろうという一部の共産党員が叛乱を起こし、「ジャーナリスト」を名乗り、党員でありながら敵対勢力と堂々と組み、党内で話し合いなど一切せず勝手な活動と発言をして、共産党を共産党でなくしてやると息まいてマスコミに注目されていた。

 それで当然ながらとその党員は除名された。どの党でも同じことになる。それなのに、共産党崩れの立憲党もと議員の有田芳生が「由々しき事」と外野から勝手なことを事実も踏まえず言い、同じような「ジャーナリスト」の今井一が「共産党激震、党の改革を提案した党員をいきなり除名」と事実に反する話で共産党攻撃に便乗していた。表向きは反自民でいるけれど、こういう所で本性が現れるのだ。 


 つまり、反自民を標榜して実は自民党と同じで、野党共闘を主張しながら実は自民党と同じ自分らに合わせろと言い、それでは反自民ではないから協力できないと批判されると、お前らは自民党を利していると言って非難する。

 こんな手口に引掛けられる人は、もう非常に少ないだろう。それにしても、共産党を内部から共産党でなくしようという策謀に続き、立憲党を内部から立憲党でなくしようという策謀、実に執拗である。そして共産党に対しては失敗したが、立憲党では成功してしまったということだ。

 だから共産党も新選組も、立憲党を見限った、ということだろう。


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 自民党総裁選挙で当選した途端に石破茂議員はブレはじめた。

 これまで主張したことを反故にしていると色々な指摘をされている。そして、解散して選挙をするとまで言い出した。

 国会の解散を自民党の総裁が決めることはできない。内閣首班指名で自民党が総裁に投票するから、石破茂議員が総理大臣になることは確実であるとしても、総理大臣が勝手に国会の解散をしてよいことではない。


 この問題をマスコミが指摘しない。

 垂れ流しのような報道ばかりしている。これに自民党政権は助けられている。この石破茂新総裁が言い出した解散は「裏金隠し解散」だと批判されている。

 これを野党議員たちが言っても、マスコミが不感症である。問題にしないどころか、日経新聞の記者など、裏金など国民は忘れているのに野党の議員たちがまだ言っていると嘲笑していた。国民が忘れても、深刻な問題だから忘れてはいけないと指摘と追及するのが報道の責務であるのに。それとも日経新聞は株屋チラシであってジャーナリズムではないということか。それにしても「日経平均」なんて他でも取り上げる価値がある信憑性だろうか。



 行政府の長である首相が立法府である国会を勝手に解散するものではない。

 それなのに、石破茂新自民党総裁は、勝手に解散すると言い出した。この人は解っていないと法学者などの専門家たちが呆れていた。

 かつて安倍首相が国会で安倍首相が「もっと勉強してください」と言い出した。これは東京大学を出て司法試験に受かって検察官をしていた議員から、安倍首相の法的な考えの間違いを指摘されたさいのことだった。

 これに対して、受験をしたことがなく、お坊ちゃま私大として知られる成蹊大学に付属から入って、ちゃんと単位を取らず金で卒業したと関係者から言われていた安倍首相が、生意気に「もっと勉強してください」と言ったうえで「私は立法府の長」と大間違いを言ったのだった。自分の役職を知らない総理大臣がいて、それを露呈させる発言を国会でしでかすという前代未聞のことだった。そんな首相が最長の任期で、だから国葬を行うと岸田首相は言って実施した。

 これでは日本が最近になって急激に衰退するのも当然のことだ。


 安倍首相がトンデモ発言したさい、近くの席に座っている石破茂議員は啞然としていた。

 この様子がテレビに映っていた。ほんとうにビックリしたという感じだった。それが普通の反応ではある。

 なので、石破茂首相になったら安倍首相よりはマシになるかと少しは期待したが、それはどうやら甘かったようだ。

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