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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年7月7日
  • 読了時間: 3分

 公共スペースで勉強している高校生を見ていると面白い。

 これは一人でコツコツやっていているのと、同級生と一緒にやっているのとがあるけれど、先日、同級生と一緒にやっている高校生が社会科で「ソビエト社会主義共和国連邦」と言っているのが聞こえて来た。略称の「ソ連」「USSR」「CCCP」は正式には何なのかということなのだろう。

 もう、そういう時代になったということだ。



 かつて存在した大国。

 だから今の高校生にとってソビエト連邦はローマ帝国と同じなのだ。もっと前の時代から若い人は、近代にあったことでも例えば戦争について大化の改新と同じだと言っていた。

 それと同じなのだろう。


 しかし学校で正しく教えられているだろうか。

 まあ、無理というものだ。そんなことは文科省の教科書検定で通らない。この話をすると、昔はこんなではなかったと言う人たちがいる。それは間違いだ。

 そもそも、どんな物事についても、今と違って昔は良かったという人は、ただ昔のことについて、その当時の良くない現実を認識できなかっただけ。


 中学の社会科の担当教師は右翼だった。

 学年主任をしていて、最年長で古い考え、そのうえ実家は裕福だから教師は趣味でやっているようなものだった。生徒に難癖をつけてニタニタ笑いながら体罰という、教師である以前に人間としてクズだった。

 それで授業中に反共の発言をよくしていた。それが実に程度が低い。あんな人では、その程度の水準で当たり前ではあるけれど。

 例えば「ソ連にはシャーボなんて無いんだ」と言い、だから社会主義はいけないそうだ。「シャーボ」って今もあるか知らないが、シャープペンシル(正式にはメカニカルペンシル)とボールペン(正式にはボールポイントペン)が一体になったもので、特に便利ではないから、今ではあったとしても重宝がって使用する人はまずいないほど廃れている文具だ。それが高価な商品として売られていた。

 必要のない商品を宣伝で消費と購買を焚きつけるのが、愚かな資本主義の下での消費社会であることは既に指摘があったことだ。それなのに、である。


 これと同時に、無茶苦茶な「校則」を正当化するさいは資本主義のせいにした。

 無用な欲望を刺激する社会だから、青少年の健全育成のためには「あれは駄目、これも駄目」ということにしないといけないとのこと。

 この滑稽さ、中学生でさえ気づく。しかし、このクズ教師だけの問題ではない。もともと学校のセンセイというのは、児童・生徒でさえ解かることが解らないものだから。そんな人でないと教師になれないという構造がある。そう仕組まれているのだ。官僚や企業によって。

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年7月4日
  • 読了時間: 2分

 「院だけ東大」という言い方がある。

 これは「学歴ロンダリング」とも言われていて、最終学歴が東京大学になるから大層なことのように思われるけれど、所詮は大学院だけ東大ということだ。

 それでも東大だから凄いと錯覚される。


 「誰でも入れる」と言った人がいる。

 この人は医師の女性で、東大ではないが一流と言われ偏差値も高い総合大学の医学部を卒業したのち大学院にも外国留学にも行っていた。

 この人が言うには、東大の院なんて、そこの流儀に沿った入試に受かれば、その前の学歴その他は関係なく入れる。試験のやり方は、知っている人や、知っている人が教えている予備校などで習える。それに金がかかるし、入ってからも金がかかる。要するに総て金次第である。


 だから明確な目的があったならむしろ行かない人がいるという。

 その女性も、医師として必要なことを学ぶために大学卒業後に大学院へ入ったり海外留学したり、ということだ。

 だから、箔付けとか虚栄とかで「学歴ロンダリング」する人か「院だけ東大」になりがちで、そうできる構造がある。東京大学の側でも解かっていて実施している。



 言われて見れば「院だけ東大」の人は態度に出ている。

 あいつも、こいつも、マスメディアに登場している人たちで知的ぶって実は院だけ東大の人たちは、やけに偉そうにしていて、相手が学歴で箔が無い人と見ると見下している。

 これは金で買った金箔で威張り腐っているのであって、だから下らないネタで他人をこき下ろしているけれど、その発言などは全く御粗末である。

 これについて、こう言った人がいる。「東大に行くのはアンタの勝手だが、オレには関係ない」と。ごもっともである。

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年4月4日
  • 読了時間: 3分

 松田聖子が通信制で単位とり大学卒業。

 この話題で、仕事しながら大したものだと松田聖子は感心されているけれど、これで思い出したが田原俊彦である。彼も前に芸能活動しながら大学を出ると言って放送大学を始めたけれど、こちらはどうなったのか。ネット上では結果が見当たらない。

 田原俊彦は松田聖子とCМ共演で話題だったが、もう一人、松田聖子と一時は親密ということで縁があった郷ひろみは、大学に入ったものの芸能活動が多忙で全く通えず辞めてしまったということだ。通えないなら通信制か放送大学にしておく方がいいだろう。


 芸能人で、大学に通学して卒業したのはタケカワユキヒデだった。忙しくて通えない時は休学し、通えそうなら復学してなるべく単位を取得する、ということの繰り返しで十一年かけて東京外国語大学を卒業した。

 通えないのに休学しないと在学期間が無くなってしまう。これがサンプラザ中野で、早稲田大学政経学部に八年在学して取得した単位が卒業に必要な数に足りず除籍されてしまった。

 国公立大学は休学すると授業料は払わなくて良いが、私立大学は病気などで休学するのでなければ免除にならないのが普通だから、これがタケカワユキヒデとサンプラザ中野の明暗を分けた。なので、多忙なのに大学に通学して卒業したければ国公立大学が有利である。




 大学の通信制を初めて挫折する人は多い。

 卒業できない人が圧倒的である。仕事しながら、あるいは他にも学校に行きながら、それで通信制にするので、もともと難しいということがあるけれど、これに入試が無く学費が安いと安易に始めるから駄目ということが加わる。

 あと、通信制で一単位も取得せず辞めたのに「大学中退」と言う人がいる。とんだ見栄っ張りである。


 とにかく、勉強したいことがあるからやるのだ。

 ところが、大学卒になりたいだけで勉強に興味が無い人もいる。そういう人は、勉強しなくても卒業させてくれる学費の高い私大で通学生になるものだ。

 ところが、これを通信制でやろうとする誤りをした女性がいた。そして始めたものの単位を全く取れず直ぐに辞めてしまった。勉強する気が無いのだから、最初からやらなければよかった。それを解ってない。


 それで彼女はどうしたか。

 彼女には兄がいて、彼は親が貧乏だからバイトしながら大学に通い卒業してからも借金を暫く返済する年が続いた。大学で勉強する目的があったからだ。それが解らない妹は、兄が大学を出たのを「いいなあ」とか言って不平を言っていた。

 また、兄は受験勉強をしたから大学に入れたのだった。Fラン大学を別にすれば、どんな大学でも難易度は別にして入試がある。その妹は受験勉強をしなかった。それで通信制にしたけれど、勉強する気が無いので全く単位を取得できなかった。

 そんな勘違いをしている人も、たまにいるということだ。

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