知人がSNSで発信していた。
あることで、老害に直面したということだった。その高齢の男性は、自分が興味なければ聞き流していればいいのに、断ると言うために、わざわざ訪問して来て、自分の若いころには無かった、という話をする。そんなことをされても迷惑だし気分が悪かったそうだ。
これと似た体験を昨年にしていた。
市民運動をしている高齢の男性のことだった。
もともと、その奥さんは評判が良いけれど、旦那は感じ悪いと言われているのを聞いていた。どうして夫婦でこんなに違うのか不思議がられている。
そしたら、地元の自治体に要望をしたいことがあるので地元の人たちに呼びかけていると手紙で伝えたところ、興味が無いとか賛同しないとなら聞き流して欲しいと言っていたのに、わざわざ断りに来て手紙を突き返した。そんなことをしたのは、この一人だけだった。

しかも慇懃無礼であった。
前に別のことで奥さんから、うちに電話がかかってきて話したことがあった。地元での署名集めに強力したことに対して丁寧に礼を言われて恐縮したほどだった。
だから、前に話した者だと手紙の冒頭で告げたのだが、そんなこと知らないと言う。奥さんから連絡があったという話だから、奥さんに聞けば憶えていることもあるだろう。そうせずに、あんたなんか知らないと言い、また要望の件には関心が無いから賛同しないと言った。そのうえで、まあ頑張ってくださいとか、ご健闘をお祈りしますとか、心にもない言葉とともに、歳で足が悪くなって来るのが遅れてしまったという、お詫びのようでいて実はアンタのせいで歩いて大変と遠まわしに嫌味を付け加えたのだった。
この件は他にも話した人たちがいるけれど、興味がない人からは返事が無いだけだった。
なんで、こんなことをするのだろうか。そう思っていたら、それは年寄り特有のことだと知人が発信していたのだった。なるほど。そして知人は、そうならないように気を付けると自戒していた。