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ひびの入った表面
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井上靜の公式ウェブサイト

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​読売新聞「医療ルネッサンス」

​弁護士と一緒に。

新聞記事は他にたくさんあるが、こんなふうという一例として。

 -このウエッブサイトの主催者-

 雑誌や書籍に記事と論説を随時発表。書籍の企画と代筆も。

 写真は2018年、沖縄の辺野古にて。抗議船に乗り込むためライフジャケットを付けている。この時の報告は月刊誌『紙の爆弾』(鹿砦社)の記事にて詳述したが、写真の多くはブログとインスタグラムに掲載している。

 映画ライターをしていたが、医療裁判の体験から医療や司法の問題を追及するようになった。

 2001年12月、医療裁判で防衛医大に対して勝訴。もともと医療裁判は困難であるうえ、裁判所も甘くなりがちな国を被告とする訴訟に「完勝」(医療問題弁護団機関紙)したことで、主要な新聞(産経を除く)が報じ、翌年に国が控訴断念して勝訴判決が確定。

 

 これにより読売新聞「医療ルネサンス」に取り上げられた。テレビには報道番組の他にバラエティー番組『たけしのテレビタックル』が医療問題を取り扱った回に出演。

 その直後、自衛隊から密かに監視と身辺調査を受けていたことが、毎日新聞のスクープ報道により発覚する。施行されたばかりの情報公開制度を利用し、防衛医大で起きた医療事故や医療過誤事件を起こした医師の実態について調査していたからであった。

 同様に監視と調査を受けた者が他にもいて、これは「防衛庁情報公開請求者リスト問題」として国会でも問題となる。これでまた『ニュースステーション』などの報道番組の他に『とくダネ』などワイドショーにも出演する。さらに『しんぶん赤旗』や『社会新報』といった政党機関紙の記事にも。

 訴訟後に加害医師は防衛医大講師を辞して開業し、また問題を起こす。

 2017年には、専門以外に手を出して不適切な薬の投与をしたり、患者に対して心無い言葉を浴びせたりして、死を早めたと遺族に批判され、これが有名な芸能人(大橋巨泉)であったことから、週刊誌からNHK『クローズアップ現代』までもが取り上げた。

 このため、医師の前歴を週刊新潮が追及し、この時のインタビューを基に週刊ポストの記事になる。こうして三度マスコミに取り上げられた。

 こうした経緯から、医療問題やマスメディア論を雑誌で展開し、これらを基に書籍を出版している。この内容からインターネットの書籍販売や検索のサイトでは「評論家」と肩書に付けられることがある。

 筆名の「静」という名は、女性だと「しずか」で、男性だと「やすし」か「じょう」と読む。ただ「やすし」「じょう」は他の漢字が圧倒的なので知られていない。そして「しずか」はよくあるから、男女とも一緒くたになったのだろう。間違えられたまま通用していることがある。

  以前のホームページには、新聞記事の切り抜きやテレビ録画を貼り付けて、映画『タクシードライバー』の最後でロバート=デニーロふんする主人公が自分の記事を壁に貼っていたようにしていたけれど、今はデータベースなどでよく検索すると判るようになったので不要かもしれない。

 また、当時は話題となっていても今は昔のことである。『パットン大戦車軍団』でジョージCスコットふんする将軍が最後に言うように「戦勝は移ろいやすい」のだ。

​ 著書下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。

 下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。Googleが誤情報を混ぜているので信じないで下さい。

 アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。

 品切れのさいはご容赦ください。

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朝日新聞の逆襲
「クオリティー紙」復活の条件は?

 著書が住んでいた近所に、朝日新聞の伊藤千尋記者も住んでいた。ある機会に「最近の朝日新聞はダメですね。本多勝一や筑紫哲也がいたころは元気だったのに」と言うと「じゃあ、読売新聞を読みますか」と。ナベツネ体制下の読売よりはマシだと思っている人がいるからだろう。
 そのおかげで朝日新聞は助かっていたが、記者クラブ馴れ合い垂れ流し報道もどき体質は他社と同じで、昔より酷くなっている。特に世界情勢の分野では経済問題と国際関係において、朝日新聞は「NATO軍記者クラブ幹事」ともいうべき役割で、イラク・リビア・シリアでは戦争翼賛報道に終始している。
 これについて以前から関心を持っていた著者が各方面に訴えたところ、中東イスラム諸国の問題に力を入れていた第三書館の北川明氏に話を聞き容れてもらえ、本書となった。

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華麗なる美容外科の恐怖

 美容外科は不良医師の吹き溜まりのような業界である。
 事故を起こして深刻な被害者を出した医師が、これで大学病院を追われるように辞めるなどしたのち、美容外科を始めることがある。もちろん、にわか専門医だから技術と経験が足りない。アカデミズムの道で挫折しているから、あと求めるのは金である。
 そんな医師を、女性向けファッション雑誌などが、宣伝なのか記事なのか区別ができない紹介をする。雑誌としては広告が欲しいし、提灯記事の見返りに女性の編集長や副編集長が美顔や脱毛をタダでやってもらっていた、などの実態がある。
 こうして「名医」と雑誌に紹介されているのを見て、被害を受けた患者ならゾッとするが、この事実を知らない読者は信じてしまう。そして被害が拡大再生産される。
 また、診療報酬の不正などで行政処分を受け保険医の資格を停止されて、免許だけ持っている医師にできることは自費診療の美容外科である。
 つまり、美容外科をやっている医師は、その感覚が、技術的に危ないか金銭的に汚いか、多くの場合これらの両方である。
 もともと美容外科は、戦争の負傷者を治療することで発展してきた。豊富な症例と練習台があるので、形成外科の医師は進んで戦場に行きたがった。しかも、ナチスの医師が人種差別主義による人種的特徴の改造を志向し、その後もアメリカなどで人種差別から逃れようとして手術を受ける人がいる。こうした業務に携わる医師には、自然と差別的な思考が身に付いてしまう。
 この問題を追及した本書は、高須クリニック院長からSNS上で罵倒されたことがあるけれど、そのさいAmazonの順位が上がるなど売り上げが増えたのだった。

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宇宙戦艦ヤマトの時代

 シリーズを俯瞰ではなく当時の目線で順番に通過するように語り、これを起点として映画論とメディア論を展開する。

 もともと雑誌などに映画の話題を書くと、例えば日本映画監督協会の創立記念式典に参加した報告などになるが、書籍はアニメばかりになる。これは飽くまで売れるからという商業的な事情による。
 ところが、前に出版社の社長に「元々はオタク系ライター」と言われていたことを、その出版社から発行する本のDTP編集担当者から教えられ、商業的な事情と共にアニメ映画にも偏見が根強いことを思い知らされた。
 その方面から期待して読むとハズレだと思われるかもしれないし、そういう人は過去に結構いた。そうでない人からは面白いと評価された。

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防衛医大の場合は

 ドキュメント医療裁判
A Case of National Defense Medical College

 医療の現実を大学病院別に綴る企画の一環だったが、書籍化は本書だけになった。
 医療被害を裁判で解決するまで順を追って詳述している。この間、国立病院が相手であることから様々な圧力や妨害があった事実も告発する。
 そして、問題の医師が専門家としてのキャリアを自称しているけれど虚飾であったことや、他に事故は無いかと調べると自衛官が治療の失敗で車椅子生活になってしまったことなど、かなりひどい内実であることを情報公開制度の行政文書開示によって知ったが、このため自衛隊から調査と監視を受ける。のちに新聞のスクープ報道で発覚し、国会でも問題になったという後日談も付いている。

 

 著者のホームページアドレスが記載されているが、これは転居とプロバイダー変更のため移転していて、それを知らずにアクセスしようと試みた方には、お詫びいたします。

 余談だが、解説は編集部によるもので、名義は「八手三郎」のような集団ペンネームである。他でも雑誌上に登場していた。ところが同じ氏名を名乗って、時には成りすましをする人がいる。その人を裁判に訴えて賠償金を取ったこともある。その人は他でも警察に逮捕されるなど繰り返している。その人、実は精神病だった。その人と混同しないでくださいますようお願い致します。

​テレビのインタビュー例

 これはフジテレビの『とくダネ』。このあと防衛庁は防衛施設庁と合併して防衛省になり、柳沢官房長は集団的自衛権を批判する著書を出版し、枝野議員は内閣官房長官から立憲民主党代表へ。

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