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​炬火 Die Fackel 

執筆者の写真: 井上靜井上靜

 三重県の吉田あやか議員に嫌がらせのメールが三千くらい来たそうだ。

 その中には殺害予告もあったので警察に被害届を出して受理されたが、きちんと捜査するかとなると疑問である。もちろん被害届や告訴状を受付ないのが警察の常道である。埼玉県桶川市の女子大生の殺害事件のように、ストーカー被害を警察は黙殺していた。警察の誰かと犯人との癒着も疑われていた。

 なので、受理しただけ警察の対応はマシだった。野党とはいえ議員であったことも影響したはずであるが。



 防衛医大の件で国を訴えていた時に殺害予告の電話とメールは幾つか来た。

 それで脅迫だからと警察に被害届を出そうとしたが、警察は拒絶したうえ、裁判を取り下げろと迫った。

 この時は、防衛医大の医師たちの間で「こんな手術をしたら裁判沙汰になって当然」と言われて、これをうけて防衛医大の卒業生で既に他の病院に転勤している医師が法廷で証言をすることになるのだけれど、その直前のことだった。

 この医師を、防衛医大=国の訴訟代理人をしている弁護士(元高裁判事で、よく政府筋の仕事を請け負っている人)は、怒らせていた。自分に有利な証言にさせたかったのだろうが、そのさい横柄な態度だったらしい。その医師は「防衛医大の訴訟代理人をしている弁護士の先生は大嫌い。本当に失礼な人です」と言っていた。これを私的なものであるが書面にも書いていた。


 その弁護士は、警察が自分らの側に付いていると嘯いていた。

 だから警察は我々の味方であると脅す意図のようだった。このうえで、問題の医師には「何の落ち度もないことが裁判の途中で明らかになった」という荒唐無稽な前提で、原告の元患者を逮捕するよう警察に告訴までしていたが、その告訴状には法律家として恥ずかしい法的に初歩的な間違いも書かれていて、これでは司法試験どころか学部の卒論でも不可になるお粗末で、全く話にならない内容だった。

 つまり、被告側の大学病院で医師たちが「これでは裁判沙汰も当たり前」と言っていて、卒業生で他の病院に転勤している医師が証言することになったら、その医師に国側の弁護士が働きかけたものの失礼をして怒らせてしまい、その証言になる前に、裁判の途中で医師に何の落ち度もないことが明らかになったと嘘をつき、原告を逮捕するよう警察に訴えた、ということになる。


 ここで殺害予告が来ている。

 そして警察は被害届を拒絶し、ひたすら裁判を取り下げるよう迫ったのだ。生理用品を公共の施設に常設するべきだと言っただけで殺害予告なのだから、国を相手に訴訟を起こしたら当たり前だろう。

 以上、人様の話に便乗して恐縮だが、誰にでも起こりうる話ということである。ついでに、この医療裁判について詳しいことはサイト上部からホームページに行き拙書の紹介から『防衛医大…』の部分を参照して欲しい。



 

 
 
 
執筆者の写真: 井上靜井上靜

 評論家の佐高信が公言していた。

 曾野綾子という「保守の説教婆さん」が死んだけれど、これをマスコミの多くは美化していて、特に『毎日新聞』の夕刊で藤原章生が「誰が批判しようが、どうぞご勝手に」という曾野綾子の発言をそのまま紹介しているから酷かった。佐高信は曾野綾子をちょっと批判したら内容証明を送付されたそうだ。

 なにが「どうぞご勝手に」だ。全然違う。そういう話だった。



 「保守の説教婆さん」とは佐高信らしくない表現だ。

 「辛口評論家」を自称しているのに甘すぎる。あれは保守ではなく狂信と差別主義であり、また保守を自認する山崎行太郎は、曾野綾子の精神病歴から、かくも正常ではない発言を繰り返していると指摘していた。

 どうも佐高信は内容証明で自分の甘さを誤魔化しているのではないか。


 もともと曾野綾子はヒステリー婆さんだった。

 自分について、ちょっとでも気に入らないことを言われると反論ではなく人格攻撃で口汚く下品に罵ってばかりだった。

 これについては、やはり右派の論客である古森義久でさえ、右派雑誌『正論』誌上で自らが曾野綾子から受けた被害を語っていたほどの酷さだった。


 なのに曾野綾子は大らかに構えてていたとする。

 そんな言質を掲載する『毎日新聞』は、虚偽を行ったことになる。しかも、簡単に解るのに事実とは真逆にしている。あからさま嘘である。

 こうした、あからさまな嘘で、よくマスコミは、正邪を逆にするのだ。

 
 
 
執筆者の写真: 井上靜井上靜

更新日:2 日前

 統一協会に解散命令が下された。

 あのような理由なら、とっくの昔に下されているべきだった。それなのに今さらなのは、癒着した政治家が権力で統一協会を庇っていたからだ。これは周知のとおり。

 その政治家の代表格が安倍晋三であり、これが統一協会の被害者に殺害されたから、解散させるのを邪魔する者が居なくなったのだ。



 つまり、追及や批判の効果ではなく銃弾の効果であった。

 もしも地道に長きにわたる追及や批判の効果であるなら、統一協会の実態を知る人が多くなり入信や寄付をする者が減って統一協会が衰退するか、あるいは世論が気になって政治家も庇えなくなって解散させられた、ということになったはずである。

 なのに、追及の成果であると自画自賛する人達がいたり、暴力に訴えたことが効果的だったと認めてはいけないと思う人達がいたり、それで現実が歪められている。


 日本は、政治家の権力と不正を市民が許さない社会ではない。

 これは日本が無法地帯であるからだ。それで不正が横行し、これを正そうとすれば権力から迫害を受けてしまう。そうでなければ、もともと暴力に訴えて復讐をする人は出ないはずだ。出ても、たまに血迷った人がやるだけである。安倍晋三を射殺した元自衛官は、血迷った人とは見られていない。まっとうなやり方が通用しない社会の現実に絶望して、せめて復讐だけ実施しようと決意したようである。

 これを語られてはまずいから、逮捕された射殺犯の裁判が一向に開かれないのだ。


 これなのに、統一協会への解散命令について、長年の地道な追及と批判が継続は力なりで報われたというような美談仕立ての言葉を用いるのは、日本社会の現実を認識せず紛らわす気休めである。

 
 
 
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