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​炬火 Die Fackel 

更新日:2 日前

 よくある警官の対応について。

 何かの被害に遭って警察に相談した時に舐めた態度をとられた時は、警察手帳の提示要求するか所属と階級と名前と職員番号を訊き、それを録音したり録画したらいいとか、職務質問が不当だと思ったら警官の写真を撮るなどすると対応が変わるとか、そう言う者に対し、そんなこと無いと言う者がいた。

 これは昔から言われてきたことだ。


 そして現実は、どうか。

 もちろん撮られるのを嫌がる警官もいるけど、そんな状況には鉄面皮の警官が出るのだから撮られても平気でいる。

 また、これをよく言う人がいるけれど、しかし警官に敬意を持って対応すれば優しくされるというのだけは嘘。


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 撮影はかまわない。

 公務執行に際し名乗る義務があり、公務執行中の公務員に肖像権は無い。警官に名乗らせたり撮影したりは当然である。ただ、その程度で警官の態度が変わると思うのは甘いと言うならともかく、それをやめろとか警官は正しいから素直に従えとか敬意を払えとか、そこまで言うのは怪しい。SNSのアカウントなら警察の工作を疑ってもいい。

 

 まず、撮影されて平気だと強がって見せる警官の動画の投稿は何か。

 これは、それだけ警察が撮影を嫌がって牽制していると疑うに充分すぎる。実際に、これまで結構な数の警官の姿を撮影して外国のサイトに保存して一定間隔で延長しないと自動的に公開されるようにしているけれど、その撮影のさい嫌がらなかった警官はいなかった。

 つまり、かまわないから撮れと強気で居直っていても、実は嫌なのだ。


 それよりもっと深刻な問題がある。

 職務質問でもガサ入れでも逮捕でも、制服を着て警察手帳や令状を提示するが偽造で、これにより金品を持ち逃げされたり、押し込み強盗されたり、暴力をふるわれたり、拉致されて性暴力被害に遭ったり、という事件が頻発している。

 だから、貴方も本物の警官か解らないと言うべき。そして、そんな疑いをいちいちかけられたら警察の仕事が成り立たないと言うなら、偽警官をなんとかしろ、である。

 
 
 

『ブラックフライデー』で、何処の業者も書き入れ時だろう。

 Amazonは「市場を牽引」と経済紙が書くほど株価上昇だったが、その一方、末端で働いている配達員たちは大忙しである。ブラックフライデーのためにブラック労働である。

 ちょうどケン・ローチ監督の映画みたいになっているようだ。

 

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 忙しくて荷物の遅配が多いから問い合わせも増えている。

 それに対してヤマト運輸は、伝票番号(ID)で荷物について判っているのに、住所と氏名を訊く。どうしてフルネームと細かい住所地まで言わないといけないのか。それを電話で言うのは危険だからと断っても、確認の為どうしても言えと迫る。

 それで犯罪にもつながっているのだ。

 

 最近、ヤマト運輸を騙る電話で個人情報を聞きだす犯罪が激増している。

 これを利用して、押し込みやストーカーや振り込め詐欺が横行していると警察は言っている。これはヤマト運輸もホームページで注意を呼びかけている。

 それでいて、なんでヤマト運輸は電話で個人情報を執拗に訊くのか。既に判っていて、一部でも充分に確認できることを全部言わせないと荷物への問い合わせを拒否するのは何故か。同社は何で対策しないのか。


 勝手に名を騙られ迷惑してる、くらいに考えてるようだ。

 だが、IDから判ってるのに確認のためどうしても電話で姓名と住所をフルで言えと強硬だから、利用者たちはいつも仕方なく答えていて、ヤマト運輸はこの調子だから仕方ないと思っていたところへ成りすましの騙り電話があるから、騙されてしまうのだ。

 そして、ヤマト運輸で違法物を贈ろうとした疑いで貴女に逮捕状が出ているとか報酬を受け取っているから口座を調べるとか言って脅し、警察が言うことにしては変だと思っても、そうすると口調が急変してヤクザっぽくなり、個人情報を得ているから従わないと危害を加えるという恐喝になる。


 つまりヤマト運輸の普段からの業務態度が犯罪の一因である。

 それを利用しての犯罪であるから、勝手に名を騙られたというだけでは済まないはずだ。それでもヤマト運輸は、確認のためにやっているの一点張りで必要性については言及しない。

 このような日常生活で利用せざるを得ない大企業が優位な立場を利用してやっていることに付け入って犯罪が行われているのだから、そこで被害があって個人情報に甘い人が悪いとか騙されるのが悪いとか言ってはいられまい。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 11月25日
  • 読了時間: 3分

 いま年末恒例の振り込め詐欺で金融機関の電話は大混雑である。

 昔と違って今は架空の名義で預金口座を作ることは不可能なのだから、にもかかわらず振り込め詐欺に使用される口座を有する金融機関にも責任がある。膨大な数になる口座のすべてを監視するのは大変ではあるが、それでも犯罪に使用される口座を保有している事実に変わりない。

 また、多額の預金を簡単に引き出せないようにしている金融機関がある一方で、その点がずさんな金融機関もある。


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 しかし警察は何をしているのか。

 そんなことはどうでもいいという態度ならともかく、いちおう警戒して見せてはいる。無人のATMで上司に命じられた若い警官が監視で立ちんぼをしていたりもする。

 しかし、そもそも振り込め詐欺は痕跡が残るのだから、警察が捜査すれば追跡できる。そして必ず捕まるとなれば振り込め詐欺をする者はいなくなる。ところが捕まらないから、やる者が出る。そして、捕まらないのは警察が捜査しないからである。これは前に詳しくここで述べたとおり。被害届も受け取らない。


 よくある話として、事件が多すぎて警察は受理したがらない。

 これは他の犯罪でも言われていることである。しかし振り込め詐欺の場合、やる者が捕まってばかりだから、やる者が減る、ということになれば、長い目で見たら警察としても楽になって良いはずである。

 ところが、前回に説明したように、警察は犯人が判るのに判らなくして逃がしてしまう行為ばかりやっている。なぜなら、偽警官が犯罪捜査がらみだと称しての振り込め詐欺をしていることが増えているからで、この偽警官は偽の偽警官つまり本物であるという指摘がある。だからこそ警官に騙されたり脅されたりで、それが問題になっても警察は偽警官だと強弁し、あくまで被害者が騙されたのだと言う。

 

 警官が偽警官のふりして振り込め詐欺をすれば由々しきこと。

 だから、そんな警官は見つけて免職のうえ刑務所というのが普通である。しかし、それは不良警官による個人的な犯行ならばの話である。そうではないから、警察は振り込め詐欺の犯人をわざと逃がしているとしか考えられない。

 つまり警察が組織的に振り込め詐欺を働いていて、それは裏金づくりのためというのが、考えられる唯一可能な動機である。警察の裏金づくりは内部告発もあって昔から指弾されてきたが、警察の力は強大なので追及を諦める人が圧倒的に多い。

 ただ、庶民が生活の蓄えを奪われて困窮し、そんな人がこんなに増大しては、いずれ大騒ぎになって警察も対応を迫られるだろう。

 
 
 
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