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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 6月7日
  • 読了時間: 3分

 『銀河英雄伝説』がSNSで「論争」になっていた。

 それとは別に、こちらで独自に述べていたことがあるので、それを改めてまとめる。

 元はネトウヨの妄想であった。


 「南京虐殺事件は朝日新聞の捏造話」という相変わらずの退屈な話だ。

 南京虐殺事件は東京裁判で取り上げられてから知られるようになったことで、事件の当時アメリカ人の記者が現地にいたことから『ライフ』誌が他とまとめて取り上げたけど日本では報道されてない。

 もともとネトウヨは、なんでもかんでも他の新聞の記事まで『朝日新聞』にしてしまうから滑稽である。


 他のことでも同様である。

 例えば、従軍慰安婦と吉田証言は産経新聞と読売新聞も記事にしていたし、中国戦線の日本軍による「100人斬り競争」は毎日新聞の記事だったし、 昭和天皇の靖国神社A級戦犯合祀不愉快発言を書きとめた宮内庁長官の「冨田メモ」は日経新聞のスクープだった。

 これらもネトウヨは「朝日新聞の捏造」だと言っていた。


 ネトウヨ妄想のパイオニアが渡部昇一上智大学教授であった。

 この人は、匿名ではなく堂々と実名を出してやらかしていた。そんな人の原稿を載せていた中心が文芸春秋社の各誌だったが、彼が統一協会との関係を露骨化させたあたりから距離をおくようになった。

 この人と『銀河英雄伝説』は、どう関係があるのか。



 『X』で話題(論争?)中の『銀河英雄伝説』。

 その一場面でのこと。「劣悪遺伝子排除法」を制定し大虐殺した独裁権力者ルドルフが演説で吐いた「神聖なる義務」という言葉は、渡部昇一教授が説いたことだった。ナチを見習い身体障害者を根絶やしにせよという主張が『週刊文春』に掲載されたさいの題名そのものだった。

 その「神聖な義務」を説いた渡部教授、医学は門外漢で、専門は英語学。英会話はできなかった。


 防衛医大が渡部昇一上智大学教授を呼び学内で講演させた。

 それは政治的な事情だった。そもそも防衛医大を作ったのが中曾根康弘防衛庁長官であり、そのあと首相になった中曾根のシンパの一人が渡部で、二人揃って統一協会と密接であったから当然のこと。

 だが、身体障害者抹殺論者を医療機関が呼ぶのは非常識だ。ただ元々ナチズム傾倒の医師は珍しくない。


 この問題を著書の中で取り上げた。

 あのとき防衛医大で渡部昇一の講演を聴いた体験を詳述したが、医療問題の市民団体を代表する女性から文句を言われた。なぜか不明で、この人はもしかしたら統一協会かと疑った。

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 また「中曾根ブレーン」の一人に曾野綾子がいた。

 この人も同じ障害者排除論者であった。渡部昇一と同時期に同じメディアで右派論客として活動した。小説家だが文学賞は受賞無しで、受賞はフジサンケイの「正論大賞」である。これは渡部昇一も受賞者である。

 そして曾野綾子も、自民党の野田聖子議員が高齢出産で障害児を作り社会に迷惑をかけたと言って非難した。野田聖子は、曾野綾子が保守派だと思いこんで好意的だったから、公然と差別されて驚いていた。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 3月11日
  • 読了時間: 2分

 今、年配の人たちが子供のころ。

 その時すでにテレビもマンガもあった。それでも、ある意味ではもっと面白いからと本を読んだものだった。物語はテレビやマンガの楽しさもあるが、小説の方が楽しいこともある。

 そしてミステリーやファンタジーやSFは、たまに映画館に行って映像と音響の独特な刺激に酔いしれるもので、それよりも日常的に文庫本の数百円で暫くは楽しくなれるものであったのだ。


 それよりずっと後になってから。

 あの『ハリーポッター』のシリーズは、ハードカバーで分厚いから値も張るけどベストセラーになり、子供たちがビデオゲームそっちのけで夢中になって読んだものである。それが今の若い人たちなのだ。

 つまり、マンガやテレビさらにビデオゲームが登場しても、子供だって面白い本があれば喜んで読むものなのだ。

 

 そうなると出版業界が言い訳していることになる。

 ほんとうは自分らが面白い本を作ることができてないだけなのに、最近の子供や若い人は本を読まなくなったと言って。

 もっと悪質なのはマスメディアが「活字離れ」と騒いできたことだ。これはテレビが執拗だった。テレビの影響力を誇ると同時に、もう新聞や雑誌や書籍は過去のものになったのだと貶めた。今ではテレビも斜陽産業だが、かつてはテレビ業界で働いていたり関与していたりの人達は偉そうにしていたものだった。



 だから本の形は変わっても、何らかの形で残りはするだろう。

 とにかく、子供や若い人が本を読まないだの活字離れだのと言うのはデタラメである。反知性主義者たちの悪宣伝だと言ってもいい。

 そんな人達の言うことに惑わされてはならない。   

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年11月18日
  • 読了時間: 2分

 小説投稿サイトの話の続き。

 前回、紙製冊子に発表した小説を小説投稿サイトに掲載したところ、すぐにアクセス数で紙製冊子を遥かに上回った、という話をした。

 また、ただし紙製冊子の編集作業と、それが終わってからの飲み会で作品を互いにこき下ろし合いする楽しさは、インターネットサイトでは味わえない、ということも紹介した。


 

 今回は、前の話に出た「スピンオフ作品」について説明する。

 前回と同じなので、読んでないなら前回を参照のこと。


 (前書き)の複写

 これは前に予告していたとおり『リエとミサ』の脇役であるミサの物語で、今でいう「スピンオフ」(派生)の作品です。

 リエとの出会いなど『リエとミサ』の前提となることや、その詳細について、読めばわかるようになっています。

 ミサの小学五年生から高校卒業までの話となっていて、中学から高校にかけて「天才美少女」の名を欲しいままにしているような彼女の苦難に満ちた小学生時代から始まります



 (後書き)の複写

 この物語の冒頭に出てくる、両親を失った孫のために祖父が訴訟を起こしたら、雇った弁護士に裏切られて敗訴してしまった、という部分は、すべて実話に基づいています。

 この人と作者は知り合いです。



 それでは、ぜひ投稿サイトの訪問を。

 
 
 
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