- 井上靜

- 5 日前
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今、年配の人たちが子供のころ。
その時すでにテレビもマンガもあった。それでも、ある意味ではもっと面白いからと本を読んだものだった。物語はテレビやマンガの楽しさもあるが、小説の方が楽しいこともある。
そしてミステリーやファンタジーやSFは、たまに映画館に行って映像と音響の独特な刺激に酔いしれるもので、それよりも日常的に文庫本の数百円で暫くは楽しくなれるものであったのだ。
それよりずっと後になってから。
あの『ハリーポッター』のシリーズは、ハードカバーで分厚いから値も張るけどベストセラーになり、子供たちがビデオゲームそっちのけで夢中になって読んだものである。それが今の若い人たちなのだ。
つまり、マンガやテレビさらにビデオゲームが登場しても、子供だって面白い本があれば喜んで読むものなのだ。
そうなると出版業界が言い訳していることになる。
ほんとうは自分らが面白い本を作ることができてないだけなのに、最近の子供や若い人は本を読まなくなったと言って。
もっと悪質なのはマスメディアが「活字離れ」と騒いできたことだ。これはテレビが執拗だった。テレビの影響力を誇ると同時に、もう新聞や雑誌や書籍は過去のものになったのだと貶めた。今ではテレビも斜陽産業だが、かつてはテレビ業界で働いていたり関与していたりの人達は偉そうにしていたものだった。

だから本の形は変わっても、何らかの形で残りはするだろう。
とにかく、子供や若い人が本を読まないだの活字離れだのと言うのはデタラメである。反知性主義者たちの悪宣伝だと言ってもいい。
そんな人達の言うことに惑わされてはならない。


