評論家の佐高信が公言していた。
曾野綾子という「保守の説教婆さん」が死んだけれど、これをマスコミの多くは美化していて、特に『毎日新聞』の夕刊で藤原章生が「誰が批判しようが、どうぞご勝手に」という曾野綾子の発言をそのまま紹介しているから酷かった。佐高信は曾野綾子をちょっと批判したら内容証明を送付されたそうだ。
なにが「どうぞご勝手に」だ。全然違う。そういう話だった。

「保守の説教婆さん」とは佐高信らしくない表現だ。
「辛口評論家」を自称しているのに甘すぎる。あれは保守ではなく狂信と差別主義であり、また保守を自認する山崎行太郎は、曾野綾子の精神病歴から、かくも正常ではない発言を繰り返していると指摘していた。
どうも佐高信は内容証明で自分の甘さを誤魔化しているのではないか。
もともと曾野綾子はヒステリー婆さんだった。
自分について、ちょっとでも気に入らないことを言われると反論ではなく人格攻撃で口汚く下品に罵ってばかりだった。
これについては、やはり右派の論客である古森義久でさえ、右派雑誌『正論』誌上で自らが曾野綾子から受けた被害を語っていたほどの酷さだった。
なのに曾野綾子は大らかに構えてていたとする。
そんな言質を掲載する『毎日新聞』は、虚偽を行ったことになる。しかも、簡単に解るのに事実とは真逆にしている。あからさま嘘である。
こうした、あからさまな嘘で、よくマスコミは、正邪を逆にするのだ。