NHKの原発に対する姿勢
- 井上靜
- 3月17日
- 読了時間: 2分
3月11日のNHK特集を見て腹が立ったと言う人たちがいた。
あるジャーナリストは、その番組が震災について「命の大切さ」だの「絆」だのと情緒的なことを語り、原発事故については「廃炉」の問題に少し振れただけだったと指摘し、風化させようとしている意図があるとしか思えない番組だったと、憤っていた。
その前にNHKは、ロシアについての特番で、店には商品が豊富で国民の生活は豊かだという事実を取り上げながら、それに引き換え日本国民の生活惨状という話にはならず、ロシア国民の殆どがプーチン大統領を支持しているという当たり前のことを提示しながら、それは情報が規制され報道が仕向けているためだと悪く言っていた。日本国民の生活が惨めになっている原因の政治について隠蔽しているマスメディアの最たるNHKが、よくも言ったものである。

チェルノブイリ原発事故の当時、先日死んだ曾野綾子がNHKに出ていた。
そして、チェルノブイリ原発事故の犠牲者より妊娠中絶の方が多いという狂信的な発言をしていた。昔からカトリック教会の妊娠中絶反対は極端すぎてエホバの証人の輸血禁忌より遥かに大きな批判を受けてきたが、そこへ自称カトリック信者で幼稚園から大学まで聖心のお嬢様というだけが売りだった物書きが、公共放送に出てきて一部の宗教団体の教義を語るだけでも不適切である。
また曾野綾子は文学賞は受けておらず受賞したのは正論大賞ということで、まさに権勢に媚びて弱い物いじめを商売にしているマスコミ人だが、原子力業界から金を貰って発言していることでも知られているから、買収されて一部に偏った発言をしているも同然であった。
つまり二重に公共放送として相応しくない人選と発言であった。
曾野綾子のことは極端に異常だ。
だが、そんな番組まで放送しているのだから、他でも原発の問題では同じ姿勢であり、ただ曾野綾子に比して異常性が低いだけであった。
他にも自然環境破壊の問題で、森林伐採で材木業者とつるんだ役人を出演させて一方的な発言とともに保護運動をしている人たちを情緒的だとにやけ顔で言わせるなどの侮辱したり、外部から圧力がかかったにしても酷すぎる番組を連発していた。
昔からNHKは、こんな調子だった。今始まったことではない。
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