松田聖子が大学卒業で思い出すこと
- 井上靜
- 2024年4月4日
- 読了時間: 3分
松田聖子が通信制で単位とり大学卒業。
この話題で、仕事しながら大したものだと松田聖子は感心されているけれど、これで思い出したが田原俊彦である。彼も前に芸能活動しながら大学を出ると言って放送大学を始めたけれど、こちらはどうなったのか。ネット上では結果が見当たらない。
田原俊彦は松田聖子とCМ共演で話題だったが、もう一人、松田聖子と一時は親密ということで縁があった郷ひろみは、大学に入ったものの芸能活動が多忙で全く通えず辞めてしまったということだ。通えないなら通信制か放送大学にしておく方がいいだろう。
芸能人で、大学に通学して卒業したのはタケカワユキヒデだった。忙しくて通えない時は休学し、通えそうなら復学してなるべく単位を取得する、ということの繰り返しで十一年かけて東京外国語大学を卒業した。
通えないのに休学しないと在学期間が無くなってしまう。これがサンプラザ中野で、早稲田大学政経学部に八年在学して取得した単位が卒業に必要な数に足りず除籍されてしまった。
国公立大学は休学すると授業料は払わなくて良いが、私立大学は病気などで休学するのでなければ免除にならないのが普通だから、これがタケカワユキヒデとサンプラザ中野の明暗を分けた。なので、多忙なのに大学に通学して卒業したければ国公立大学が有利である。

大学の通信制を初めて挫折する人は多い。
卒業できない人が圧倒的である。仕事しながら、あるいは他にも学校に行きながら、それで通信制にするので、もともと難しいということがあるけれど、これに入試が無く学費が安いと安易に始めるから駄目ということが加わる。
あと、通信制で一単位も取得せず辞めたのに「大学中退」と言う人がいる。とんだ見栄っ張りである。
とにかく、勉強したいことがあるからやるのだ。
ところが、大学卒になりたいだけで勉強に興味が無い人もいる。そういう人は、勉強しなくても卒業させてくれる学費の高い私大で通学生になるものだ。
ところが、これを通信制でやろうとする誤りをした女性がいた。そして始めたものの単位を全く取れず直ぐに辞めてしまった。勉強する気が無いのだから、最初からやらなければよかった。それを解ってない。
それで彼女はどうしたか。
彼女には兄がいて、彼は親が貧乏だからバイトしながら大学に通い卒業してからも借金を暫く返済する年が続いた。大学で勉強する目的があったからだ。それが解らない妹は、兄が大学を出たのを「いいなあ」とか言って不平を言っていた。
また、兄は受験勉強をしたから大学に入れたのだった。Fラン大学を別にすれば、どんな大学でも難易度は別にして入試がある。その妹は受験勉強をしなかった。それで通信制にしたけれど、勉強する気が無いので全く単位を取得できなかった。
そんな勘違いをしている人も、たまにいるということだ。
Comments