10月1日、衆議院本会議でのこと。
大石あきこ議員は内閣首班指名の投票のさい、投票せずに横断幕を掲げた。そこには「能登の補正予算を」「裏金隠しの解散をやめろ」と書かれていた。
たしかに、災害の被害から救済する対策を国会で話し合うべき時に、解散して選挙なんて無茶苦茶である。だから大石議員の訴えはもっともだ。
これを、ただの目立とう精神の発露と非難するのは簡単である。被災地は復興できておらず、政府の怠慢である。 そこへ選挙なんて被災地の役場など負担が耐え難い。
映画『Z』のモデル=ギリシャのグレゴリス=ランブラギス議員を彷彿とさせる。
マラトンからアテネまでの平和のための大行進が当局によって事前に禁止されると、彼はたった1人で行進。映画でイヴモンタンが再現していた。
この一月後に、彼は暗殺された。どうかテロには気を付けてほしい。