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​炬火 Die Fackel 

 梅村みずほ議員がタレントと「対決した」。

 この人は差別発言で維新を追われ、改めて参政党から議員になった。それで当然のことながら参政党が提案する「国旗毀損罪」に賛同している。

 これについて、テレビ出演したさい、同席したお笑い系のタレントが疑義を呈した。何か思うことあって、その意思表示として国旗を毀損して見せる人だっている。そういう形での意思表示を自分はするつもりはないげど、それを批判するのではなく刑罰の対象にするのは政治的な自由を抑圧することになるので問題だ、という趣旨の指摘をした。


 

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 そのさい梅村議員は、日の丸にバツをつけて掲げる者がいたことを挙げた。

 これは、国旗のデザインに反対して別のものにすべきであると主張したり、連合国とか連邦とかに属している国で分離独立を求める集会のさい、国旗についている連合国や連邦の印の部分にバツをつけたり切り取ったりするものである。

 つまり、反対の意思表示である。これは参政党が提出した国旗毀損罪の要件である侮辱とは違う。ところが、梅村議員は刑罰の対象にするのだと言っていた。これでは反対したら侮辱とされて刑罰ということだから弾圧である。


 梅村議員は、参政党への抗議で日の丸にバツをつけて掲げられたと言う。

 これも、日本国や国旗を侮辱する意図からではなく、参政党に反対したものである。そして、こんな抗議をされるのは参政党だけである。なぜか。

 よく、参政党は、自分の主張に百パーセントの賛同をしないと日本人じゃないと言っている。ひどい思い上がりで、これこそ日本への侮辱である。これだから、そんな日本には反対だという意思表示である。

 これを法律で禁止して刑罰を加えるというのだから、要するに参政党に従わない者を弾圧したいというとんでもない意図である。


 法案を提出した政党の国会議員が弾圧を目的にしていると言った。

 そういうことになるのだから、このような運用がされる。しかも、参政党に独自の非常識さに抗議したら権力で弾圧ということだから、日本の社会は無茶苦茶になってしまう。

 こんな法案を甘く考えて見過ごしてはいけない。 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 11月1日
  • 読了時間: 2分

 バツ(旧Twitter)でのこと。

 いくつかの、経営者や弁護士の顕名アカウントが、高市首相を擁護していた。初の女性首相とはいえ男社会に媚びて出世した人であり、それを就任そうそう露呈させている、という否定的な評価に対してのこと。それは、あまり具体的ではない。

 まあ、たんに自民党だから、ということがあるだろう。


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 その経営者や弁護士は、口汚くて品がない。

 また、考えが古臭い。そして、自らがいかに稼いでいるかを自慢しているのが特徴である。つまり俗物である。だから、権勢に媚びて出世する嫌らしさを理解できない。自分と同じことをして「社会的成功者」になったのだから、それが正しいと思って当たり前である。

 それに気づいてないし、気づいたら自己が崩壊してしまうだろう。


 それは個人の勝手であるが、それでは済まないこともある。

 その経営者および下僕の弁護士たちは、高市首相を批判するのは「日本が嫌いな人たち」と言っていたり、「共産党やれいわ組を支持する者はうちの会社に無用」などと、汚らしい発想による差別を公然とやらかしている。

 これは、内容からして、高市首相が庶民の生活についての政策を掲げず、逆に苦しめることばかりを早速に標榜したことを、自分は金持ちだから是としているということだ。


 こんな卑しい発想をするのはベンチャー企業に毛が生えた程度の経営者である。

 もっと本格的に成功した者は、自分の事業の社会的な責任を考え、政治的な差別することは慎む。社会常識にも憲法にも違反しているのはもちろんだが、いかにも人を出し抜いて成功したと得意がるのは劣等コンプレックスの裏返しであるとみなされるからだ。いじめられっ子だったけど、ブサイクだったけど、金持ちになった、とかいう卑屈な心理が透けて見える。

 あと、自民党や高市首相の支持者でないと駄目、共産党やれいわ組の支持者は駄目、という人では、人権無視の悪徳経営をしているとみなされる。もっと大企業の経営者なら、嘘でもいいから上辺を取り繕う。それができない未熟な経営者では将来性に疑問である。

 

 そういう経営者や下僕の弁護士たちは、自民党と同様に亡ぼすべきだ。

 もっとも、勝手に自滅する可能性があるから、そのさいは高みの見物を決め込んでもいいだろう。

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 10月30日
  • 読了時間: 2分

 「なんだ、この右翼は」

 右翼の街宣車がトランプに対して「ウェルカムトゥジャパン!」と横断幕を掲げてアメリカ国歌を流し、日の丸と星条旗を並べて掲げているのを見た人達による疑問と怒りである。

 

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 しかし、これが日本の右翼の普通の在り方である。

 もちろん後から別の路線の右翼も現れ、その反米や民族派の「新右翼」に対して「既成右翼」と呼ばれた。この既成右翼はあの児玉誉士夫の路線であり、彼は自著で 「かつての国家主義者、すなわち天皇と国家にあくまでも忠実であった者の中からこそ、真の親米派は生まれ出る」と堂々と言い切っていた。


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  児玉誉士夫は赤尾敏の弟子だった。

 ロッキード事件に関与が取り沙汰されたことで赤尾敏は児玉誉士夫に激怒していたけど。 それはともかく、動画に登場する「大日本愛国党」は、その赤尾敏が作った政治団体である。赤尾敏は代議士だったとき対米政策で東条内閣と対立していた。それで戦後も説法や街宣の時に星条旗を掲げていた。

 つまり 赤尾敏は戦前から反共親米で戦後も変わらず。一貫した態度である。


 また、赤尾敏は、戦後は親イスラエル反パレスチナが加わった。

 こうして、一貫性がある代わりに国粋主義を標榜しながら民族主義が欠如し、貧者の代弁者と自称し資本家を批判するものの金持ちの親戚に活動資金を頼り、下町ではなく銀座で説法するという矛盾を抱え克服できなかった。

 これが、共産党員から転向して右翼そしてCIA協力者となった田中清玄から「赤尾敏なんて小者」と言われた主原因であった。



 
 
 
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