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​炬火 Die Fackel 

 残念ながら鬼籍に入ってしまった野村佐知代がもう少し生きていたら。

 もちろん、小池百合子の学歴詐称疑惑について、マスコミがコメントを取りに行ったはずで、ここで彼女は何と言ったか興味深い。タレント議員にと誘われて選挙に出たが、このときにコロンビア大学に留学したと広報したので学歴詐称疑惑が持ち上がったからだ。

 このさい、米国に留学したけれど大学の講義を理解できるほどの英語が身についていなかったから卒業は無理だったと言った野村佐知代は、留学したけれど卒業したとは言ってないと抗弁していた。


 これはテレビドラマの脚本家の話。

 この売れっ子のシナリオライターは、自分の経歴について「中央大学法学部を中退して渡米しUCLAで学ぶ」と広報していて、学位を取得したとは言ってない。これは落合信彦と同じだが、落合信彦は留学ならしたらしい。

 余談だが、落合信彦というとケネディ大統領暗殺の謎についてつづった『二〇三九年の真実』を読んで、良く調べたものだと思っていたけれど、ここで彼がインタビューしているジムギャリソン検事が既に追及したことの受け売りだった。それがオリバーストーン監督によって映画化されて、元になった著者も出版され「なーんだ」ということになった。落合信彦の著者は皆こんなものであると言われている。

 さて、このシナリオライターを知っている人によると、渡米は本当だが遊びに行ったのであって大学で勉強したはずないと言っていた。学位を取得したとは言ってないが、学んだというのも怪しいとのことだ。


 ところが小池百合子は主席で卒業したと言っていた。

 そして選挙の広報にも卒業だと載せていた。どう見ても卒業しているわけがないのに。これは買収で卒業の形にしてもらうことが横行するカイロ大学だからで、そのため都がエジプトに偏った対応をして莫大な税金が浪費されたということの方が問題になっている。

 これについて野村佐知代は何と言うだろうか。



 「自分が出たと言ったら出たのよ」

 と、あの口調で言っただろうか。そして脱税のことで息子に、国税局から問い合わせがあっても「英語しか解りません」と言って惚けなさいと指示したことを、その息子が呆れて記者会見で話したことから野村佐知代は脱税と隠蔽で逮捕され執行猶予つき有罪となった。

 なら小池百合子は日本のマスコミから取材があったら「アラビア語しか解りません」と言って惚けるように頼んだのだろうか。



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  • 執筆者の写真井上靜

 日本共産党は破防法適用の暴力団体と発言した。

 この本間奈々という人は、そんな人だったのかと呆れられていた。この人は「1993年早稲田大学法学部卒業後自治省に入省し山梨県を始め厚生労働省、札幌市企画課長、春日井市副市長、自治大学校研究部長・教授の18年間の公務員経験」を自己紹介しているが、この華麗なる経歴も蓋を開ければ、この程度ということ。

 これは野党の選挙協力に対して。

 それを妨害するためだが、嘘で誹謗してはいけない。連合の芳野会長も野党に共産党と協力しないよう働きかけていて、この人は統一協会との関係を指摘されているけれど、ひどい妄想とはいえ法的な事実について虚偽を述べたわけではないから、悪質さで比較にならない。




 このため、様々な立場の人たちから非難が起きていた。

 もちろん共産党の議員ら関係者も怒っていたが、それだけでなく無関係の人たちも、あまりに酷いと言っていた。選挙がらみの悪質デマだからだ。

 それなら共産党は名誉毀損で訴訟をすれば良いかというと、違う。


 ここでネトウヨたちが同じことを言っていた。

 共産党は公安が破防法の適用をするため調査しているから同じことだと言う。これは、破防法の適用する対象であるか否かを調査していることで、その調査の結果として適用ではないということ。まるで違う。

 まったくネトウヨはバカだと言われるが、このバカと同じ裁判官が大勢いる。


 もしも共産党が訴訟を提起したら、どうなるか。

 多くの裁判官が、ネトウヨと同じことを言って、不正確ではあるが完全に虚偽ではないという認定をして共産党を敗訴させるだろう。それをネタに共産党は、また中傷される。

 まさか、裁判官が、ここまで低レベルなインチキをするとは知らない人の方が多いので、そこに付け込まれるわけだ。


 安倍首相を菅もと首相が名誉毀損で訴えた訴訟を思い出すといい。

 安倍首相が菅もと首相について嘘を言い触らしたから、菅もと首相は安倍首相を訴えたが、その判決とは、事実無根だが、事実だと思わせる態度を菅もと首相が首相当時にとっていたので、思わせた菅もと首相が悪く、勝手に思った安倍首相は悪くない、というものだった。

 ここまで酷いことを、現首相をかばうため元首相を貶めるのが日本の裁判官である。だから、事実でなくても共産党が思わせたという判決になる可能性が高い。


 つまりネトウヨと同じ水準の裁判官は普通だ。

 しかし、本間というエリート経歴の人で、この程度である。ということは、むしろネトウヨは日本の社会の水準の反映ということでもある。昔は、あまりに程度が低くて幼稚だからネトウヨは無教養の低偏差値の低学歴だと思われていたが、それと真逆の人たちがネトウヨと同じ水準である。そして、これは昔からのことだ。

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  • 執筆者の写真井上靜

 FM放送で、團伊玖磨の生誕百年という番組をやっていた。

 もともと團伊玖磨の作った曲は好きではなかった。木下順二の『夕鶴』をオペラ化したものが代表作といわれるが、他にも交響曲とか映画音楽とか、ラジオ体操第二とか、何を聴いても感動しなかった。また童謡の代表作は『クレヨンしんちゃん』のネタとして認知しているだけである。

 ということで、改めて放送で聴いても感想は同じ。これは趣味の問題である。



 音楽に関心が持てないので、あとは食道楽とニコチン依存症の人という印象だけ。

 團伊玖磨の食道楽については、『美味しんぼ』の最初の話に食通の作曲家が登場して、これは明らかに團伊玖磨がモデルである。やはり嫌味な食通として知られる演芸評論家の山本益弘をモデルにした人と一緒にグルメを語っているのだから、明らかに皮肉である。

 よく『美味しんぼ』には、喫煙で嗅覚が麻痺して味が解らなくなるという挿話があるけれど、食通なのに煙草を吸っているなんてのはガイドブックに頼り自分の味覚で判断できないということで、作者による自称グルメへの批判である。


 團伊玖磨はエッセイ『パイプのけむり』も知られている。

 本人は愛煙家でもあると自称しているのだろうが、これもグルメと同じで、本当の愛煙家はマナーの悪い人に苦言を呈して、健康や火災などの被害に厳しいものであるが、それを團伊玖磨は「ファシズム」と誹謗していた。

 おそらく「禁煙ファシズム」という非常識な言葉を最初に公言したのは團伊玖磨ではないか。


 ということで、何一つ良いことが無い團伊玖磨であった。

 


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