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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 7月19日
  • 読了時間: 2分

 皇室典範の改訂が無茶苦茶だと言われて騒がしい。

 それは、旧宮家の遠い親類から養子を皇室に入れられるようにするからだ。昔もあったことだけれど、跡継ぎにするためではなかった。そして今では禁止されている。

 それを跡継ぎにするための養子というのだから、これでは実際に無茶苦茶だ。騒がれて当然のこと。



 なんで天皇の長女が跡継ぎになってはいけないのか。

 それは女だから駄目という酷い男尊女卑である。昔は女の天皇が何人もいた。ところが、女の天皇だと次の代が不味いというのだ。跡継ぎは男の天皇の子供でないといけないという奇妙なことが言われている。そんなことに、何の意味があるのか。

 今までずっと男系だったと言うけれど、そうでないと、どう違うのか。ちゃんと説明できた人はいない。


 今まで男系だったと言うけれど、そういうことにしていただけ。

 実際にはどうだったかというと、違うだろう。今ならDNA鑑定があるけれど、これはごく最近のことだ。ほんの一昔前には血液型から親子の可能性があるかを調べるという大雑把な調べ方しか無かった。まして何百年も前の大昔では、血液型も遺伝子も発想すら無かった。存在も想像を絶していた。親子で顔が似る傾向があるという程度のことくらいだった。

 そのうえ、夫婦関係だって大らかだったから、誰が誰の子供かも解らず、それで認知する「お墨付き」というのを与えるなんてことばかりだった。


 皇室に人を入れるより、皇室から人を出すべきだ。

 それも全員を出して、皇室という存在をなくし、出て解放された人達はみんな、なりたい職業に就いたり好きな人と結婚したりできるようにしなければならない。そんな当たり前のことを出来ない人達が今時まだいるのは異様である。

 こうして皇室が無くなれば、皇室典範が無用になるから、内容をどうするかなんて馬鹿げた議論をすることない。そんなことに莫大な国費を無駄使いしてる暇があったら、そのぶん国会では経済政策などを議論したりするべきだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 7月15日
  • 読了時間: 2分

 異様な皇室典範の改訂。

 そんなことをするなら、もう遺伝子組操作で天皇を作るほうが、まだ現実的である。変な血統だの遺伝子だのと言っているのだから。それだと夾雑物がひどいので、遺伝子工学で作るほうが理想的である。

 そういうことをすると『スタートレック2』のカーンのようになるかもしれないが。



 映画を知らない人のための解説。

 テレビドラマの挿話「宇宙の帝王」では、歴史上の偉人を遺伝子工学で作り、社会の活性化を図ったものの、それで出来た偉人たちは戦争ばかり起こそうするので中止したが、そのうちの一人カーン(チンギスカンのカンらしい)が暴れ出し、結局は他の惑星に追放された。

 映画化で、そこから復帰したカーンは、再び世界の覇権を目指し、また追放された復讐のため、逆襲する。


 AIで作ったほうが安全である。

 それなら理想的なうえ問題も起こさず、晩節を穢すこともない。ハインラインのヒューゴ賞SF小説『月は無慈悲な夜の女王』では、革命の指導者を人工知能で作って、用が済んだら戦死したことにして殉教者として宣伝する。

 また往年の人気SFアニメ映画『メガゾーン23』では、AI製のアイドルが、そうとは知らない人達から実在すると信じられて大スターである。歌も唄えば、戦争になったら戦意高揚を訴え、乗せられた若者たちが自衛隊に続々と入る。




 ということで天皇と皇室はAIで作る。

 そして、日本全国から世界各地に巡業する様子も、NHKを始めたとしたメディアで長し続ける。もちろん、みんな美男美女である。これを観た国民が信じていようといまいと、理想的な日本の象徴が活躍しているということにする。

 こうすれば、改憲しなくても天皇制廃止も同然となるので、廃止派の人達もいちおうの納得ができる。同時に、崇拝派の人達も増々激しい敬愛ができる。

 これなら最高だろう。

 
 
 

 日本に軍国主義が復活したと言われたのは昔のことだ。

 すでに、日本で軍拡と人権抑圧が激しくなった1970年代から、言われていたことだった。それで中国や韓国および東南アジア諸国は政府のレベルで要警戒だと言っていたし、欧米でもメディアの論調では日本に対して手厳しい批判があった。

 そのため、日本がアメリカに従属している方がまだ安心だとすら言われていた。それは、今ほど米国と中国が対立していなかったからだ。だから中国は、日米安保条約を容認していた。

 その情勢がすっかり変化した。


 今では米国と中国の対立は激化している。

 そんな中で、日本の高市首相が、国会で、中国に戦争をしかけると発言した。しかも政府の方針から逸脱してのアドリブだった。それをフライングであると取れ消すことなく、維持している。これでは、日本が勝手な暴走をするという公然とした宣言である。だから、中国が警戒を強めて経済的な悪影響が発生している。

 ところが、マスメディアは問題を指摘せず、日中国交断絶を叫ぶ非現実的なアジテーションを垂れ流している。これまでは、こんなこと街頭で右翼が叫んでいるだけで、マスメディアに乗ることはなかった。



 日本に軍国主義が復活したのみでは無い。

 かつて同盟関係だった枢軸国でも、イタリアでファシズムが復活している。日本と同じ極右の女性首相は、ムッソリーニ率いるファシスト党への共感を表明してきた。アメリカの大統領が下品な態度をとるので反発することはあるが、政策の基本は世界規模の戦争を志向している。これはウクライナ問題についての伊首相発言から明らかだ。

 もちろん、ドイツではナチズムが復活している。戦争に突き進み、反対する国民に対して権力は暴力で弾圧をする露骨さである。

 その後押しするのがアメリカだから、過去の歴史の再現である。


 ロシアはソビエト連邦の復活のようにする。

 そうするしかないのだ。アメリカと旧枢軸国で完全復活した軍国主義・ファシズム・ナチズムの脅威に曝さらされているのだから、プーチン大統領の野心などではない。

 そしてソビエト連邦の再評価が始まっている。過去に否定するためのプロパガンダがなされていたから、それは嘘であるというのが、結構「西側」諸国からも出ている。もちろん中国や韓国や朝鮮からも、そして日本からも。

 それを弾圧するため、日本の政権は様々な軍国主義・ファシズム・ナチズムのための露骨な法案を次々と国会で遠し、最初の公約だった経済政策を放置しているのだ。

その証拠に、日本国民の生活は増々苦しくなり、自由が抑圧されて増々息苦しくなっている。

 
 
 
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