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​炬火 Die Fackel 

 タレントのマツコデラックスがヤクルト1000を褒めた。

 その影響で売り切れているという。しかし、シロタ株が1000ということの効能については、あくまでヤクルトの息がかかった学者による御用研究であると指摘されていて、それ以上に糖分が多すぎるから良くないと言う医師もいる。

 それを飲んでいるからマツコデラックスは太っているのだろか。


 マツコデラックスはフライドポテトも好きらしい。

 だから、その美味しさの決め手は塩であると的確なことを言っている。しかし高熱の油で揚げた料理の害毒が指摘されているし、やはり食べて太りやすい料理である。

 そんなこと意識せずに、マツコデラックスはフライドポテトを食べているのではないか。だからあれほど太っているのには納得させられる。


 健康の問題と違い政治の問題ではしばしば見識を見せるマツコデラックス。

 小泉進次郎について訊かれると「大嫌い」と即答であった。マスコミが強引に売り出すというのも気持ち悪いし、いつも訳が分からない発言ばかりだと指摘していた。

 そう言われた小泉進次郎、今度は大学の高すぎる学費について「大学に行くだけが人生じゃない」と言って、問題の所在が分かっておらず見当外れだと呆れられていた。自分は親が金出してくれて何の苦労もなく大学に行ったくせに。

 しかし小泉進次郎のような人はかなり多い。



 もともと、大学は勉強するところじゃないと思っている人が多い。

 それと小泉進次郎は同じだから、見当外れの発言をする。親の金で大学まで行って、ろくに勉強しなかった人は、大学とは親の金で遊ぶところだと本気で思っているものだ。勉強は口実の添え物。だから、真面目に勉強している人とくに苦学している人に対して、他のことで遊べばいいのに馬鹿じゃないかと本気で言う。

 そんな人は迷惑だが、その人だけで勝手にそう思っているなら大した害はない。ところが親の七光りで政治になり、なんと総理大臣の候補というのだから、この国は本当に破滅しそうなのである。

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執筆者の写真井上靜

更新日:9月19日

 来年のカレンダーが売っているようになった。

 それを見ると、相変わらず多くの暦には「大安」「仏滅」とか干支とかが記載されている。こんなものに拘る人がまだいるということか。結婚式や葬式なら業者が考慮してくれるものだし、普段は意識することが全く無いと言っていいだろう。

 あと祝日を色で表しているけれど何のことなのかは何も書いてないものもある。また、市販されていない特別製のカレンダーでは国の定めた「祝日」に対して勝手に「~の日」と名付けられている。もちろん皮肉である。


 買うなら無用な記載が無いものがいい。

 なんでもいいなら100円で売っている。絵や写真が無く、予定表にするなら、これで十分である。100円だけどいちおう絵や写真が付いているものもあるが、どうも安っぽい。これならワープロにカレンダー製作ソフトが付いているもので自作しても変わらないし、パソコンの壁紙にするカレンダーをダウンロードして印刷しても良い。

 いつもパソコンなどを開いている人なら、印刷されたカレンダーは無くても良いだろう。



 気に入ったものを買うのは楽しい。

 だいたい1か月100円ほどで1200円くらいが相場である。だから売れ残ると1か月経つごとに100円引きで売られている。

 それで気に入ったから買ったけれど、では12か月をめでたく使い切ったあと、絵柄が気に入ったので捨てるのはもったいないから切り取って額縁に入れて飾ろうかと思っても、それをやると絶対に魅力がなくなる。飽くまでカレンダー用の絵柄だからだろう。


 液晶画面のカレンダーもある。

 これには電波時計の機能で勝手に正確な表示がされるので手間が省けるが、かつての「万年カレンダー」を電気的にしたものと言える。

 あの「万年カレンダー」を考案したのは、落語家の柳家金語楼だと言われる。彼は他にも色々な創意工夫の小道具を考案したアイデアマンで、テレビの人気番組の発案もしていた。

 そんな彼が、晩年、どう見ても人生の成功者なのに「人生を無駄にしてしまった」と嘆いていたそうだ。芸人として上手くいったことでは一貫していたが、その生き方が実は彼にとって不本意だったということだ。

 そういうことは、カレンダーをどうするかというのと一緒に考えてしまうものだ。もちろん、惰性で生きているのが楽でいいという人は違うが。そんな人はカレンダーも広告付をもらって、気に入るかとは関係なく使っているものだ。

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執筆者の写真井上靜

 フジモリもと大統領が死んだ。

 かつて南米に移住した子孫の日系人フジモリという人がペルーの大統領になった。それだけでは日本と無関係だが、日系人の大統領というので話題になった。

 ところが、途中でフジモリ大統領は、離婚した元妻から批判されていた。権力を得たら変節したという指摘だ。

 あの時、人気漫画『ナニワ金融道』の作者として知られる青木雄二は、ペルーの政治が混乱していることについて、フジモリ大統領の責任であるとし、それだけでなくフジモリが悪いということは、彼の眼を見れば判ると断定していた。あれは腐敗堕落した政治家の目つきであるから。



 フジモリ大統領は不正が発覚すると日本に逃げて来た。

 その間、なぜか曾野綾子の自宅に居候というか匿われたというかの状態であった。困っている人だから誰であろうと助ける慈愛の精神によるものだと曾野綾子は言っていたが、では中国から江青女子が逃げて来ても匿っただろうか。いま中国の悪口が官製でマスメディアにより政治的意図から流布されているが、そこまで流行する前から商売としてヘイト発言を垂れ流していたけれど。

 それにしても、ペルーとどんな縁があったのだろうか。


 日本財団との関わりがあったのか。

 昔からの噂で、曾野綾子は笹川良一と親戚だと言われてきた。顔も似ているとまで言う人がいた。それで跡継ぎとなり、いつも日本財団から広告料金を受取っている『週刊新潮』の曾野綾子に対する依怙贔屓が、更に露骨なオベンチャラになった。

 もともとペルーは、フジモリ大統領になってから、日本から経済援助が得られないかと期待をするようになっていた。そこで日本財団と何か繋がりがあったという推測も出ていた。


 老人は適当な時に死ぬべきだと曾野綾子は説いた。

 それでいて自分は90歳を過ぎても死んでない。あれは夫の三浦朱門に認知症のため苦労させられて愚痴ったというだけのことだったのだろう。

 そして曾野綾子がヘイトしていた中国に、日本は完全に追い抜かれて距離をあけられている。ペルーだけでなく南米も日本から経済援助を受けたいとは言わなくなった。この現実を、死んでいれば観なくて済んだのに。

 そんなところでフジモリもと大統領が死んだという報である。

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