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来年のカレンダーが売られている

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年9月19日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年9月19日

 来年のカレンダーが売っているようになった。

 それを見ると、相変わらず多くの暦には「大安」「仏滅」とか干支とかが記載されている。こんなものに拘る人がまだいるということか。結婚式や葬式なら業者が考慮してくれるものだし、普段は意識することが全く無いと言っていいだろう。

 あと祝日を色で表しているけれど何のことなのかは何も書いてないものもある。また、市販されていない特別製のカレンダーでは国の定めた「祝日」に対して勝手に「~の日」と名付けられている。もちろん皮肉である。


 買うなら無用な記載が無いものがいい。

 なんでもいいなら100円で売っている。絵や写真が無く、予定表にするなら、これで十分である。100円だけどいちおう絵や写真が付いているものもあるが、どうも安っぽい。これならワープロにカレンダー製作ソフトが付いているもので自作しても変わらないし、パソコンの壁紙にするカレンダーをダウンロードして印刷しても良い。

 いつもパソコンなどを開いている人なら、印刷されたカレンダーは無くても良いだろう。


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 気に入ったものを買うのは楽しい。

 だいたい1か月100円ほどで1200円くらいが相場である。だから売れ残ると1か月経つごとに100円引きで売られている。

 それで気に入ったから買ったけれど、では12か月をめでたく使い切ったあと、絵柄が気に入ったので捨てるのはもったいないから切り取って額縁に入れて飾ろうかと思っても、それをやると絶対に魅力がなくなる。飽くまでカレンダー用の絵柄だからだろう。


 液晶画面のカレンダーもある。

 これには電波時計の機能で勝手に正確な表示がされるので手間が省けるが、かつての「万年カレンダー」を電気的にしたものと言える。

 あの「万年カレンダー」を考案したのは、落語家の柳家金語楼だと言われる。彼は他にも色々な創意工夫の小道具を考案したアイデアマンで、テレビの人気番組の発案もしていた。

 そんな彼が、晩年、どう見ても人生の成功者なのに「人生を無駄にしてしまった」と嘆いていたそうだ。芸人として上手くいったことでは一貫していたが、その生き方が実は彼にとって不本意だったということだ。

 そういうことは、カレンダーをどうするかというのと一緒に考えてしまうものだ。もちろん、惰性で生きているのが楽でいいという人は違うが。そんな人はカレンダーも広告付をもらって、気に入るかとは関係なく使っているものだ。

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