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​炬火 Die Fackel 

執筆者の写真井上靜

 先日、TBSの社員が不同意性交の疑いで逮捕された話題を取り上げた。

 この社員は年齢が五十代の男性で、マッチングアプリで知り合った四十代の女性に不同意性交したと訴えられた。若い時にちゃんと遊んでおかなかったのが、歳食ってから慣れない漁色をするから失敗する。

 いくら真面目で偏差値が高かったにしても、だ。青春時代に受験勉強ばかりしていると、例の新潟県知事を辞める羽目になった人のようになってしまうのだ。医師にしても、弁護士にしても、同じこと。あの人は両方だから特に。


 その話題のさい、東京高裁の裁判官による不祥事も取り上げた。

 未成年者の家出少女に淫行したのだが、出会い系サイトを利用して自分から積極的に漁色していた。当時のことだからプリペイド携帯を使ったそうだが、身元証明書を提示して買うのだから、警察に調べられたら判ってしまう。プリペイド携帯ならバッタ物を闇で買うこともできたのに。

 もちろん「そうすれば良かったのに」という意味ではない。裁判官の無知を問題にしている。これだから陪審員制度を復活させるべきなのだ。


 かつてプリペイド携帯のバッタ物を闇で買って使ったことがある。

 これは防衛医大の医療裁判の当時であった。弁護士と会話するのに使っていた。自宅の電話で弁護士と話すときは申し合わせて嘘を言い、本当の話は闇のバッタ物プリペイド携帯で話していた。すると、防衛医大側の対応が、自宅の電話でわざと話した嘘を前提にしているとしか考えられなかった。また、医師の雇った弁護士が、電話で話している内容から知ったと口を滑らせたことがあった。

 こうなると、やはり盗聴されていたと考えるべきではないか。



 元自衛官が言った。「中央調査隊の仕業だ」

 それは盗聴としか思えないし、自衛隊の中央調査隊(現情報隊)なら、盗聴なんて日常の業務だ。そして、諜報は政治的なのが建前で「危機管理」とか言うけれど、実際には自らの組織の不祥事を隠そうとするなど程度の低いものばかり。「水は低きに流れる」ということだ。

 そして東京弁護士会に人権救済の申立をしたが、最初この種の問題に熱心な弁護士が担当だったので前向きに調べていたが、その弁護士が担当を外れると後任者は途端に打ち切って有耶無耶にしてしまった、という御粗末。

 あの当時は弁護士会が臆病だったけれど、今は弁護士会が積極的に権力に媚び売り、一緒になって堕落している。

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 タレントのマツコデラックスがヤクルト1000を褒めた。

 その影響で売り切れているという。しかし、シロタ株が1000ということの効能については、あくまでヤクルトの息がかかった学者による御用研究であると指摘されていて、それ以上に糖分が多すぎるから良くないと言う医師もいる。

 それを飲んでいるからマツコデラックスは太っているのだろか。


 マツコデラックスはフライドポテトも好きらしい。

 だから、その美味しさの決め手は塩であると的確なことを言っている。しかし高熱の油で揚げた料理の害毒が指摘されているし、やはり食べて太りやすい料理である。

 そんなこと意識せずに、マツコデラックスはフライドポテトを食べているのではないか。だからあれほど太っているのには納得させられる。


 健康の問題と違い政治の問題ではしばしば見識を見せるマツコデラックス。

 小泉進次郎について訊かれると「大嫌い」と即答であった。マスコミが強引に売り出すというのも気持ち悪いし、いつも訳が分からない発言ばかりだと指摘していた。

 そう言われた小泉進次郎、今度は大学の高すぎる学費について「大学に行くだけが人生じゃない」と言って、問題の所在が分かっておらず見当外れだと呆れられていた。自分は親が金出してくれて何の苦労もなく大学に行ったくせに。

 しかし小泉進次郎のような人はかなり多い。



 もともと、大学は勉強するところじゃないと思っている人が多い。

 それと小泉進次郎は同じだから、見当外れの発言をする。親の金で大学まで行って、ろくに勉強しなかった人は、大学とは親の金で遊ぶところだと本気で思っているものだ。勉強は口実の添え物。だから、真面目に勉強している人とくに苦学している人に対して、他のことで遊べばいいのに馬鹿じゃないかと本気で言う。

 そんな人は迷惑だが、その人だけで勝手にそう思っているなら大した害はない。ところが親の七光りで政治になり、なんと総理大臣の候補というのだから、この国は本当に破滅しそうなのである。

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執筆者の写真井上靜

更新日:9月19日

 来年のカレンダーが売っているようになった。

 それを見ると、相変わらず多くの暦には「大安」「仏滅」とか干支とかが記載されている。こんなものに拘る人がまだいるということか。結婚式や葬式なら業者が考慮してくれるものだし、普段は意識することが全く無いと言っていいだろう。

 あと祝日を色で表しているけれど何のことなのかは何も書いてないものもある。また、市販されていない特別製のカレンダーでは国の定めた「祝日」に対して勝手に「~の日」と名付けられている。もちろん皮肉である。


 買うなら無用な記載が無いものがいい。

 なんでもいいなら100円で売っている。絵や写真が無く、予定表にするなら、これで十分である。100円だけどいちおう絵や写真が付いているものもあるが、どうも安っぽい。これならワープロにカレンダー製作ソフトが付いているもので自作しても変わらないし、パソコンの壁紙にするカレンダーをダウンロードして印刷しても良い。

 いつもパソコンなどを開いている人なら、印刷されたカレンダーは無くても良いだろう。



 気に入ったものを買うのは楽しい。

 だいたい1か月100円ほどで1200円くらいが相場である。だから売れ残ると1か月経つごとに100円引きで売られている。

 それで気に入ったから買ったけれど、では12か月をめでたく使い切ったあと、絵柄が気に入ったので捨てるのはもったいないから切り取って額縁に入れて飾ろうかと思っても、それをやると絶対に魅力がなくなる。飽くまでカレンダー用の絵柄だからだろう。


 液晶画面のカレンダーもある。

 これには電波時計の機能で勝手に正確な表示がされるので手間が省けるが、かつての「万年カレンダー」を電気的にしたものと言える。

 あの「万年カレンダー」を考案したのは、落語家の柳家金語楼だと言われる。彼は他にも色々な創意工夫の小道具を考案したアイデアマンで、テレビの人気番組の発案もしていた。

 そんな彼が、晩年、どう見ても人生の成功者なのに「人生を無駄にしてしまった」と嘆いていたそうだ。芸人として上手くいったことでは一貫していたが、その生き方が実は彼にとって不本意だったということだ。

 そういうことは、カレンダーをどうするかというのと一緒に考えてしまうものだ。もちろん、惰性で生きているのが楽でいいという人は違うが。そんな人はカレンダーも広告付をもらって、気に入るかとは関係なく使っているものだ。

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