参政党の支持者は減らない
- 井上靜

- 7月14日
- 読了時間: 3分
自民党は駄目だと言って参政党に投票してはいけない。
そう言われている。参政党の醜い組織と構成員たちの実態が週刊誌によって告発され、標榜している理念のようなものはナチズムそのものだから。
そんなことを言われても、参政党の支持者たちの態度は変わらない。意思がまったく揺るがないからだ。これは、社会に無関心の人達を開拓して支持者として育てたからだという指摘がある。宗教の手口ということである。実際に後ろ盾として極右のカルト宗教団体が複数ついている。

参政党は、多くの有権者から支持されて当然の政策を掲げている。
これはNHKから国民を守る党が支持されているのと同じである。製薬会社やNHKに苦しめられている庶民が大勢いるからだ。また、両党が右翼体質で実は自民党にすり寄っていたりの実態について認識できない人が庶民には多いからだ。
そしてもう一つの問題は、他の党とその支持者たちが参政党とNHKから国民を守る党をいくらファッショだと言う批判をしていても、両党が支持を集めている薬害や受信料害に対してまともに取り組まないことだ。これだから、不真面目だけど標榜しているだけ少しはマシということになってしまう。
有機農法や薬害問題に対して本当に関心が深い人なら参政党に投票しない。
もうすでに見え見えであるが、参政党は選挙が済んだら態度が変わるにきまっているし、大手企業の製薬業界や大アグリビジネス企業から政治献金を貰えば、あっさりと言を翻すはずだ。あの金に対する汚さと執着からすると当然だ。
そういうことに気づかない、なんとなく流されている人たちが、参政党に投票する。そんな人のほうが真面目な関心を持つ人より圧倒的に多い。
こうして議席の過半数を獲得できない与党は、法案を通すため参政党に協力を求める。
これを待ってましたと参政党は与党に与し採決で賛成党と化す。これがもともとの結党目的だった。後ろ盾の右翼カルト宗教が意図したとおり。もともと自民党と癒着した右翼カルト宗教が推している新党だから、そうしない方が奇妙である。
これを見抜けないのは、参政党の支持者だけでなく、参政党に投票するなと呼びかけている野党支持者たちである。参政党の政策が悪いと言うばかりで、あの党の政策なんて実は嘘であるとは言わないからだ。なぜ言わないのか。NHKから国民を守る党を批判している人たちが、NHKの番組は良質だと思い込んでいるのと同じように、参政党を批判している人たちが、製薬会社と御用学者は正しいと思い込んでいるからだ。その立ち位置から批判したところで参政党の支持者たちの多くは態度を改めないのだ。
参政党の支持者たちは、日本人なら参政党を支持して当たり前だと言う。
だから批判されると支持者たちは異口同音に「あんた何人」と言う。日本人なら批判しないはずだと信じ込んでいるから。
しかし、参政党を批判している人たちも、参政党の薬害に対する取り組みが嘘だと言える根拠を突き付けるのではなく、真面目に薬害に取り組む人たちを貶めてきたのと全く同じで「陰謀論」「反ワクチン」と異口同音に紋切型の罵声を浴びせる。それをしない人たちでも、せいぜい参政党のヘンテコ新憲法を批判するだけ。これでは批判が無力に決まっている。
これだから参政党は支持されるのだ。



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