国民民主党と参政党は何もかもナチスと同じ
- 井上靜

- 1 日前
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ナチスは「国民社会主義ドイツ労働者党」の略称である。
それで勘違いする人たちがいる。「社会主義」「労働者党」と付いているから左派の政党であると。しかし国民(または国家)社会主義であり社会主義ではないし、ドイツ労働者党であって労働者党ではない。だから意味が真逆である。
そもそも社会主義の労働運動は国際的な連帯を標榜するもので、だから「万国の労働者よ団結せよ」というスローガンを掲げ、労働歌の代表ともいうべきものが「インターナショナル」である。
ところが国民(国家)とドイツが付く。
ということは、国家主義・国粋主義である。実際にナチスが標榜していたのは排外主義や自国優先主義であった。だから歴史的な評価でも、ナチスは極右の政党とされている。これは今の日本で調子づいている政党とも共通している。
つまり国民民主党と参政党である。

国民民主党は、かつて民主党にいた人達だった。
そしてナチスが社会主義ではななく国民社会主義というのと同じで、民主党ではなく国民民主党と名乗っているし、参政党は「日本人ファースト」と言って排外主義を標榜している。どちらも野党であるが自民党の補完勢力であり、しかも自民党でも良識派の人達なら顔をしかめる露骨な独裁志向である。
だから、国民民主党と参政党は極右でナチスと同じである。経済の衰弱で庶民が不安と鬱屈を抱えているところに付け入って支持を集めているのもナチスと同じである。
さらに、両党を支持する人たちはナチスと同じだと気づいていない。
かつてドイツでナチスを支持した人達も、そうだった。そして全く同じように口車に乗せられる、という図式である。
そんな人達の中に、国民民主党と参政党はナチスと違うと言いたくて、国民社会主義ドイツ労働者党は社会主義で労働党だから左派だと勘違いし、真逆の解釈していることに気づかない滑稽なことをするのだ。
ということは、危険な勢力を馬鹿が支持しているわけだ。



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