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スパイ防止法と防衛医大

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 1月3日
  • 読了時間: 3分

 既に日本には二桁の法律がある。

 というのは、国の機関でも産業スパイでも、不正に情報その他を盗んだり漏洩させたりすることで国を危険にさらしたり国に不利益をもたらしたりする行為を取り締まる法律である。

 かなり厳重である。そういう法律が日本に無いと言っている人たちがいるけれど、明らかに嘘である。


 そこへ「スパイ防止法」が必要だと言う人がいる。

 これは何か。もともと統一教会が、自民党を外国(韓国)から操作するために画策したものだった。そして今、統一教会は名称を変えて活動しているが、そこへ統一教会の被害者となった元自衛官の右翼(団体の構成員ではなくネット上だけのいわゆる『ネトウヨ』だったが)による安倍晋三もと首相の殺害事件があって風当たりが強まり、それで韓国のカルト団体と癒着した自民党を批判する日本国民を逆にスパイとして弾圧する法律を作ろうとしているのだ。

 そういう指摘があり、これはたしかに危ない。



 統一教会と特に密接だったのが中曾根康弘首相であった。

 それも、あの悪名高い合同結婚式に公然と祝電を送るほどであった。だから中曾根首相は「日本はスパイ天国だからスパイ防止法が必要だ」と国会答弁で言ったが、そういう自分こそ韓国の団体に日本を売るスパイじゃないか、そんな人が首相なんだから確かに「スパイ天国」だと皮肉られた。

 この中曾根康弘が防衛庁長官だった時に医師会長の竹見太郎と結託して作ったのが防衛医大だった。

 

 防衛医大の医療犯罪を訴訟にしたさい。

 防衛医大の内部から医師たちが「こんな手術をしては裁判沙汰も当然だ」という声があり、その証言も法廷に出た。

 また、問題の手術をした医師(防衛医大の講師)が、自らを日本一の権威者だと自画自賛し、そんなこと年齢的にもキャリア的にもあり得ないことなのに、そのうえ医学界で遥かに格が上の東京大学医学部教授らより自分が偉いとか正しいとか法廷で言っていたことは、医学界で呆れられていた。講師風情が教授より上とは、妄想虚言にしても滑稽すぎる、と。

 だから自衛官の間でも危惧した人達がいた。そんな医師がいるのでは、まず自衛隊の職員と家族が心配だし、ひいては国の安全保障にも悪影響を及ぼす恐れがあるからだ。


 そして情報公開で開示された資料が防衛医大講師の虚飾を剥がした。

 ところが、これに対して防衛医大の一部の医師と学生が「スパイ防止法が必要だ」と言っていた。さすが、統一教会と密接な中曾根康弘が作った所であると言えるかもしれない。しかし、それより程度が低いとも言える。

 つまり、自衛隊員とその家族や国の安全保障にも影響することだから、不良医師の虚飾を暴くことは自衛隊と国のためにもなるのだが、それより出来損ないの医師の実態を隠蔽するべきだと思い込んでいる人達がいるということである。

 それが相変わらずなので「スパイ防止法」の亡霊が復活したということだろう。 


 この件も含め医療訴訟について詳しくは拙書にて。

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