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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 6月11日
  • 読了時間: 2分

 倉田真由美という人は、権勢に媚びる発言をする人として知られている。

 その多くが非常識であるという批判が多い。そんな人は珍しくもないが、差別は駄目だ。

 それが先日の経済格差で差別発言したことだ。


写真を肖像画ふうに加工したらしいが、実際どうかは未確認の当人の姿ということで引用したもの
写真を肖像画ふうに加工したらしいが、実際どうかは未確認の当人の姿ということで引用したもの

今年の六月のことだ。こんな発言があった。


不妊治療に数百万円費やした挙句、子どもを諦めた知人夫婦がいる。「生活保護だと不妊治療が無料」は明らかに不公平。「働き者が割を食う」のは本来あってはならない


 ちょっと待てよ。

 不妊治療の成果なく諦めて高額な費用が虚しかった人は、よくいるだろうが、その駄目だった原因は、だいたい身体の問題か医師の手腕である。他にも事情があるかもしれないが、少なくとも、貧困な人が費用の補助を受けられる制度とは無関係だ。そんなことも解らないのか。

 また、貧乏でも子供ができたら里親と同じように公的支援すれば深刻な少子化への対策になる。その意義がある制度に対して「貧乏人は子供を作るな」では社会の為にならない。


 「働き者が割を食う」も非常識である。

 ゆとりが資力にあって公費助成など無用な人が自費というのは、当たり前のことであるし、事情があって貧窮していることを怠け者と決めつけることは差別であり人間性が疑われる。

 こんなことを、よく平気で公言できるのかと不思議だ。


 このように、倉田真由美の言うことは、社会の不平等を批判しているように装って逆に差別をして下品な人達の劣情を刺激しているだけだ。

 これでは、社会のために全然なっていないどころか社会にとって極めて有害である。マスメディアは取り上げるべきではない。

 
 
 

更新日:6月10日

 小泉進次郎が出た当時のこと。

 親の七光りで政界入りした四世を、女性は「生意気」などと嫌悪感を露わにしていたものだが、それを言うと意外そうにした人がいた。この人は小泉進次郎が女性から人気だと思っていたのだ。それは売り出すネタとしてメディアに流布された風説であり、これに付和雷同する女性も少しはいるという程度のことだった。

 ところが、その人は女性と接することが乏しい男性だったので、女性の眼は節穴ではないことを知らなかったのだ。



 そんな小泉進次郎が、また工作で絶賛されている。

 もちろん防衛大臣になったからだ。幾ら貰ったかまでは不明だが、雇われた御用ライターが、中国から軽くあしらわれた進次郎のことを「中国を完全論破」と、まるで西村博之のように称えていたりで、空々しすぎて効果はむしろ疑問だったりする。

 そして酷いのは辺野古の事故に付け込むプロパガンダでのこと。


 辺野古の転覆事故で「遺族の思い、沖縄の皆さんに知ってほしい」と国会答弁。

 この進次郎が言う「沖縄の皆さんに知ってほしい」とは要するに「沖縄が中央に対して無駄な抵抗をするから本土の人間が死んだんだぞ」という恫喝であった。

 まったく、事故を政治利用する意図が露骨である。

 しかも、これは沖縄でのことだから、当地のマスコミが事故について最も報道しているにもかかわらず、 沖縄では無視されていると小泉防衛大臣は嘘を公言した。もともと被害が悲惨だった米軍による事件事故や米兵の犯罪には、通り一遍のことしか言わないのに。


 そもそも、船舶の事故は国土交通省の管轄である。

 だから、その組織に属する海上保安庁が辺野古に来ている。そして、その事故の船は基地建設の埋め立てに抗議する活動にも使用されていて、事故で亡くなった船長は抗議行動に参加してきたけれど、乗客は抗議活動に参加していなかった。参加したというのはマスコミの誤報で後から訂正された。

 また、亡くなった乗客が高校生で、修学旅行で来ていたのだが引率の教師が付き添っていなかったという危険で無責任なことがあった中での事故だから、文部科学省が出てきたけれど、その対応が事故を政治的に利用して沖縄県知事選に向けてのプロパガンダになっているから行政機関の政治的中立として問題が指摘されている。

 そこへ、管轄違いの防衛大臣がしゃしゃり出て越権行為のうえ嘘までついて事故と個人を政治に利用しているのだから、違法行為であるうえ人間性まで疑われる。

 

 こんな小泉進次郎を絶賛する声が上がっている。

 なんて騒いでいるのも、その「絶賛」をしてるのも、全部インターネット上 でのことだ。これは今ちょうど問題になってる小泉進次郎と高市早苗とが総裁の椅子を争うさいのネット上でのデマ合戦と同じ工作だ。現に小泉進次郎を賞賛しているのは御用マスコミ人とネトウヨ、そして権力に媚びて弱い者いじめするクズだけである。

 これは、金でデマ工作して世論操作し、政敵を貶めるだけでなく無能な者を有能に見せかけることまで横行しているということなのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 6月7日
  • 読了時間: 3分

 『銀河英雄伝説』がSNSで「論争」になっていた。

 それとは別に、こちらで独自に述べていたことがあるので、それを改めてまとめる。

 元はネトウヨの妄想であった。


 「南京虐殺事件は朝日新聞の捏造話」という相変わらずの退屈な話だ。

 南京虐殺事件は東京裁判で取り上げられてから知られるようになったことで、事件の当時アメリカ人の記者が現地にいたことから『ライフ』誌が他とまとめて取り上げたけど日本では報道されてない。

 もともとネトウヨは、なんでもかんでも他の新聞の記事まで『朝日新聞』にしてしまうから滑稽である。


 他のことでも同様である。

 例えば、従軍慰安婦と吉田証言は産経新聞と読売新聞も記事にしていたし、中国戦線の日本軍による「100人斬り競争」は毎日新聞の記事だったし、 昭和天皇の靖国神社A級戦犯合祀不愉快発言を書きとめた宮内庁長官の「冨田メモ」は日経新聞のスクープだった。

 これらもネトウヨは「朝日新聞の捏造」だと言っていた。


 ネトウヨ妄想のパイオニアが渡部昇一上智大学教授であった。

 この人は、匿名ではなく堂々と実名を出してやらかしていた。そんな人の原稿を載せていた中心が文芸春秋社の各誌だったが、彼が統一協会との関係を露骨化させたあたりから距離をおくようになった。

 この人と『銀河英雄伝説』は、どう関係があるのか。



 『X』で話題(論争?)中の『銀河英雄伝説』。

 その一場面でのこと。「劣悪遺伝子排除法」を制定し大虐殺した独裁権力者ルドルフが演説で吐いた「神聖なる義務」という言葉は、渡部昇一教授が説いたことだった。ナチを見習い身体障害者を根絶やしにせよという主張が『週刊文春』に掲載されたさいの題名そのものだった。

 その「神聖な義務」を説いた渡部教授、医学は門外漢で、専門は英語学。英会話はできなかった。


 防衛医大が渡部昇一上智大学教授を呼び学内で講演させた。

 それは政治的な事情だった。そもそも防衛医大を作ったのが中曾根康弘防衛庁長官であり、そのあと首相になった中曾根のシンパの一人が渡部で、二人揃って統一協会と密接であったから当然のこと。

 だが、身体障害者抹殺論者を医療機関が呼ぶのは非常識だ。ただ元々ナチズム傾倒の医師は珍しくない。


 この問題を著書の中で取り上げた。

 あのとき防衛医大で渡部昇一の講演を聴いた体験を詳述したが、医療問題の市民団体を代表する女性から文句を言われた。なぜか不明で、この人はもしかしたら統一協会かと疑った。

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 また「中曾根ブレーン」の一人に曾野綾子がいた。

 この人も同じ障害者排除論者であった。渡部昇一と同時期に同じメディアで右派論客として活動した。小説家だが文学賞は受賞無しで、受賞はフジサンケイの「正論大賞」である。これは渡部昇一も受賞者である。

 そして曾野綾子も、自民党の野田聖子議員が高齢出産で障害児を作り社会に迷惑をかけたと言って非難した。野田聖子は、曾野綾子が保守派だと思いこんで好意的だったから、公然と差別されて驚いていた。

 
 
 
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