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  • 執筆者の写真井上靜

都知事選挙で誰に投票したか

 かつて青島幸男が都知事になった時。

 あれは自民党を中心にした政党の野合が反発されて、これに異を唱えた青島幸男が立候補すると、大量の得票となったのだった。

 しかし、青島幸男は現職の強みと、一期だけでは結果が出ないから二期目も、という理由から、再選は硬いと言われていたのに、プレッシャーに負けてしまい立候補しないと表明した。しばらくして死去したが、その前に国会議員に返り咲きたいと立候補のうえ落選しているので、まだ体力があるなら都知事の責務を全うするべきなのにガッカリと言われたものだった。


 その結果論で青島幸男に投票するなんて駄目だと言った人がいる。

 では、そういう手前は誰に投票したのかというと大前研一だそうで、もっとだめじゃないかと呆れた。

 あの都知事選挙の前哨戦で、新聞がアンケートした結果、政党野合の候補者と青島幸男が競り合っているという結果だと報じられた。また、続いて岩国もと出雲市長が追っているとのことだった。

 この報道に反発したのが大前研一だった。なんで俺じゃなく岩国なんだ、と。しかし岩国陣営の選挙参謀は、このようにマスコミに報じられるまでもっていくのが最初の目標なのだと言っていた。それが大前研一には解ってなかった。



 大前研一は選挙運動で何をしたか。

 街頭で歌ったり踊ったりのパフォーマンスで、まるでオウム真理教の選挙だった。そして移動するさい公道でオートバイの曲乗りをするという危険な行為に及ぶ。これがテレビに映り、大前研一としては目立てたと思ったようだが、非常識だと誹りを受けただけだった。

 もちろん、ラップで下手くそな歌とダンス擬きは滑稽だったし、気持ち悪いとも言われた。

 そのうちマスコミも、駅前で演説している大前研一に通勤途中の人たちが全く見向きもしないので、そちらに注目するようになる。そして「お願いします」と言いながら無視され焦っている大前研一の無様な表情がテレビで放送された。


 のちに選挙で当選できなかった言い訳する大前研一。

 それもオウム真理教と同じで、自分は一生懸命にやったけれどデマを流すなどの妨害をされたという本まで出した。そういう問題じゃないことは、おそらく大前研一が最もよく解っているはずで、それでも照れ隠しするしかなかったのだろう。

 この話を前に、維新は元々大前研一が言い出したものだという話題のさいにしたはずだ。今では維新と聞いて大前研一を思い出す人もまずいない。今回は、もうじき都知事選挙があるので、改めて誰に投票するかという問題としたが、これについてどうかは人それぞれだろう。

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