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若新雄純氏へのインタビュー記事に吃驚仰天

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年10月12日
  • 読了時間: 2分

 どんな人かは詳しくは知らないが、大学に勤める若手学者ふうの若新雄純氏へのインタビュー記事に吃驚仰天した。


 その記事には、若新氏がキャンバスライフを謳歌していた当時の写真が掲載されていた。

 まるで学生タレントのように派手な服装をしてマイク持って歌っている。こういうことを学園祭でやる人は珍しくないが、そうした余興を紹介したうえで、充実した楽しい学生時代をどう過ごすべきかという話なので、奇妙な印象を受けた。


 また、そのテーマ以前に記事の「自由を謳歌できる大学生の夏休み」という書出しに、信じられない思いだった。

 だいたい、大学の夏休みは学費や生活費のためバイト掛け持ちするなど働きづくめで徹夜の連続が普通だった。そうじゃない人もいるが、それはごく一部の恵まれた例外的な人だと思っていた。


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 これは自分の大学生当時のことだ。

 ある日、その日の時限が総て終わって帰るさい、最寄り駅まで行く途中で、直前の授業の若い講師も帰るところだったから、その授業(英語)を履修している学生たちは挨拶をしたが、その後で陰口っぽく「楽な仕事だよな」と言った学生がいて、それに周囲の学生も全員が同感していた。

 この講師は、その年の前期で最後の授業が終わるさい「では、よい夏休みを」と学生たちに言った。重労働が始まる辛い夏休みなのだが。それに比べれば授業中は天国である。このセンセは恵まれていたから知らないのだろう。うらやましい限りだった。


 「うちが貧乏なくせに大学に行くのが悪い」

 そう言った人が、当時いた。これは結構な人数である。菅前総理大臣の苦学は嘘だと指摘されている。この菅内閣を田中真紀子もと外相は「生ごみバケツの蓋」と言ったそうだが、その中身である安倍内閣の疑惑で、公文書改竄を上から強要された挙句に苦悩して自死となった官僚は、本当に苦学した人だったと伝えられる。

 結局そういうことかもしれない。だから、若新雄純氏の記事も存在するのだろう。これに吃驚するほうが異常なのかもね。

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