石原慎太郎と三浦和義の似た者同士
- 井上靜

- 2022年2月7日
- 読了時間: 3分
先日の「石原慎太郎と三浦和義」の続き。
かつて、故三浦和義氏から世話になった人が言っていた。
この人は新聞から嘘八百を書かれて、マスコミの被害に遭った三浦和義氏に相談していたということだ。
三浦和義は叔母との縁で子供のころから故石原慎太郎を知っていたそうだ。
その後は特に付き合い無かったらしいが、靖国神社について三浦和義は石原慎太郎と同じ考えで、毎年必ず参拝していると言っていた。実際には不明だったが。
それは彼の勝手だけど、石原慎太郎と同じように、靖国神社に参拝しなかったり批判したりする人は非国民だと言うのが問題だった。何の根拠もなく、反対する日本人は外国勢力から唆されているのではないかと公言した。

三浦和義は安部譲二を批判していた。
故安部譲二は、三浦和義が週刊文春から犯罪嫌疑をかけられたあと、三浦が無実を訴えているのに、騒動に便乗して悪口を書いたことがある。だから三浦和義は安部譲二を訴えて、内容に相当の問題があるということを裁判所が認めて、また掲載した週刊誌(週刊朝日)の発行元だった朝日新聞社も受忍し、百万円くらいの賠償金を払った。
それを安部は、自分が払ったかのように言った。もちろん掲載した責任が発行元にあるけれど、安部が朝日新聞社に迷惑をかけたという側面もあるのに。しかも三浦から金を「取られた」と、まるで不当なことのように公言した。
それで三浦は、安部だって逮捕されたり刑務所に入ったりの経験があるのだから、少しは他人への想像力を働かせたり思いやったりできるかと思っていたけれど、それは間違いで安部譲二という人は卑怯者だと述べた。この談話は週刊金曜日に掲載されていた。
もちろん安部譲二は暴力団員だった当時に有実で刑務所に入ったのだから、無実を叫ぶ人とは違う。そのあたりが三浦和義には区別できなかったわけだ。
これと同様に、三浦氏から世話になったという人が、靖国神社の件を批判したのだ。
三浦さんは自分が変なネタでマスコミや権力から迫害されて苦労した体験があるのに、なんで靖国神社を批判する者は非国民とか外国勢力から唆されているとか勝手に言うのだろう。そんなことを言ったら、まだ週刊文春の「ロス疑惑」のほうが根拠のある話ということになる。
その人は、靖国神社それ自体は否定しないが、まず政府は特定の宗教や政治思想と無関係の施設を作って、日本人なら誰でも行けて、また世界中から外国人だって来られて、戦争の犠牲者を追悼したり平和を祈願したりできるようにし、その次にそれぞれの考え方や信仰によって宗教施設などに行くようにするべきだが、それをしないのは圧力団体としての一部の宗教から選挙で支援してもらいたいからで、私利私欲なのに国のためというなんてとんでもない、と言う。
しかも、同じく日本で生まれ育ち生活して、同じ言葉を話して、米も味噌も食べたりしているなど、ほとんど同じことしている同胞なのに、ちょっと自分と違う宗教観や政治思想というだけで外国勢力に唆されている非国民と言うなんて、ほんとうの愛国心じゃないし、そんな狭量な愛国者こそ非国民と誹りを受けるべきではないか、と言うことだった。
そのとおり。似た者同士だったのだ。



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