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伊藤詩織を非難する「ジャーナリスト」たちの性根

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 15 時間前
  • 読了時間: 2分

更新日:3 分前

 元朝日新聞の烏賀陽という人が、伊藤詩織さんをこき下ろして非難されていた。

 この男性は、伊藤詩織さんがカルバンクラインの下着の宣伝に出ているのを見てから、彼女のジャーナリストとしての資質を疑うようになったと述べた。

 なぜなら、報道記者が企業広告に出るのは完全にジャーナリズムの倫理違反だから。


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 そんな倫理が存在するのだろうか。

 会社の形になっている報道機関に所属する記者ならともかく、フリーランスのジャーナリストがCMに出演している例などいくらでもあるが、それで批判されていたか。

 つまり、これも伊藤詩織さんが他の同業種の人達より厳しい基準を突きつけられ批判されるというダブルスタンダードの一例だ、という指摘であった。

  また「ジャーナリストの資質を疑う」とか小舅根性丸出しの言い方で、こんな連中に報道記者が本当に勤まるのかと、その元朝日の人らの方が逆に心配だと言う人もいた。


 フリーランスのジャーナリストがCМに出た実例の一つ。

 サントリーのCMに森高千里と一緒に出ていた人はフリーランスのジャーナリストで、この当時、オウム真理教の施設に潜入して撮った写真を教団幹部の上祐という人に突き付け「お前はウソツキだ」と迫ったことで話題になり、次は原子力事故を起こした「動燃」に潜入しようとしてまた話題になった。その取材費と滞在費を稼ぐための出演だった。


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 フリーランスどころか朝日新聞の人もCМに出ていた。

 朝日新聞の編集委員でテレビ朝日の番組の司会者をしていた江森陽弘は、複数の商品と会社の広告に出演していた。そのうち精力剤の赤蝮ドリンク剤の広告に出た時は、社内でヒンシュクを買っていたことが週刊誌に書かれていたが、ジャーナリストとしての資質を疑われるというものではなかった。


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 要するに、こういうことだろう。

 伊藤さんが注目されて記録映画がアカデミー賞の候補になるなどしたことについて「彼女は被害者だから同情されたのであって、ジャーナリストとしての力量か優れていたのでない」と言いたくてしょうがない「ジャーナリスト」たちがいて、僻み根性を発揮して伊藤さんをこき下ろしているのだろう、その人たちのそんな態度からすると。

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