水俣病の証言でマイク電源を操作
- 井上靜

- 2024年5月14日
- 読了時間: 2分
水俣病犠牲者の遺族が証言していたらマイクの音が途絶えた。
苦しみながら死んでいったという所で。証言されたくなかったような感じを誰でも持つだろう。

まるで映画の場面だ。『大理石の男』でスターリン主義者に陥れられた労働英雄が証言していたら何者かに電源を引き抜かれる場面があった。『フォレストガンプ』でも主人公がベトナム戦争の実態を証言しようとしたら軍人がマイクの電源を引きちぎった。それを彷彿とさせる話。
遮られながらも懸命に語った人は、妻を亡くした松崎重光さん(82)。
「(マイクの)スイッチを切るなんておかしいじゃないですか。人間の常識では考えられないですね。母ちゃんが泣いて苦しんで、苦しんで逝ったから、3分間でもなんでも聞き取り方じゃないですか。やっぱり本当に聞こうと思えば時間の問題なんか関係ない」
時間を言うなら伊藤信太郎環境相は5分遅刻して来た。
この大臣は、“ボンボン”2世議員で、六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるものかと言われていた。
そうしたら案の定、被害者が「聞いてやれーな大臣」と声を上げる中「私はマイクを切ったことを認識してません」と言い放った。
「時間守らないのがおかしい」という人たちもいた。
水俣病被害者団体に批判の電話やメールがあったそうだ。これは、お上の側に付いて偉そうにしたい人、権勢に媚びて弱いもの虐めする人、ということ。
いつの時代にもいる。



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