森本哲郎から木村草太への間に異常な強まりをみせた偏差値信仰
- 井上靜

- 2021年8月30日
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タレント学者の三浦瑠麗とバカ比べして必ず勝つ木村草太という無知蒙昧なタレント学者が、今度また無見識発言をして女性の弁護士から批判されていた。
なんと、東大のエリートが恵まれた家庭の人ばかりというのを解決するには、田舎に住んでいて親の虐待も受けている女子が猛烈に努力して東大に入って見せることだという趣旨だった。
しかし、そんな恵まれない人が普通ではない努力を必要とすること自体が問題である。
また、せっかく普通ではない努力をしたのに、その成果が何で東大なのか。そんな価値が東大にあるのか。
というのが、その女性の弁護士の指摘だった。まず女性として気になったのだろうし、東大は知らないそうで、けれど他にもっと価値ある道があるはず、という指摘だ。
やはり東大卒の森本哲郎という教授は、大学入試の問題について、入試が存在すること自体が良くないと指摘していた。
そもそも、大学に入りたい人はみんな入れてやるべきで、その代わり高校の卒業を厳しくするのが筋だと森本教授は言った。
もちろん、大学の均質化など課題はあるが、筋としては全くその通りだろう。東大だって、ほんとうに勉強したいとか出世したいとかで東大じゃないと困る人なら、みんな入るべきで、そのあと希望した通りになるかは、入ってからの努力と運によって決まるべきこと。
やはり、同じ東大卒でも、後の世代になると入試の偏差値が至上の価値観となっていることが伺える。

それにしても、木村草太という人は他の言動も滑稽すぎる偏差値至上主義であるから、ここまで偏差値ばかりが頼りという情けない人は珍しい。



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