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  • 執筆者の写真井上靜

新聞の部数激減で全国紙が無くなるのか

 全国紙が全国紙でなくなりそうだと言われている。

 これは新聞販売店の倒産が急増しているためだ。発行部数の激減があり、そこに人手不足も加わっている。もともと新聞を読まない人が増えているところへ、経済的なゆとりの無さにより買えない人という人もいる。そして配達の仕事は大変なのに高給とはいかず、そこへ人手不足である。

 これは他にも似たようなことがあり、例えばコンビニ店は本部の横暴経営だから、ただでさえフランチャイズのオーナー店長は大変なのに人手不足が追い打ちである。



 しかし日本の新聞は大規模すぎるから減ったほうがいい。

 ちょうど、少子化は問題でも、それは外国人の受け容れや年齢の構成で不均衡などによるものであって、人口そのものは増えすぎているのと同じである。

 だいたい日本で新聞を読まない人が増えているのは、日本の新聞なんて読んでも面白くないからだ。そうなるのは発行部数が多すぎて独自の報道や論調が乏しかったからで、それが更には皆無に近くなってしまった。


 ところが、独自の報道や論調を嫌う人が多い。

 これは日本的な同調願望のためで、そういう人はNHKも大好き。しかし自分の頭で考えようとする人にとっては面白くない。面白くなくていい人は、周りに合わせる。そんな人たちから最も読まれているのはテレビ欄だが、テレビを見ない人も増えている。

 こうして斜陽産業となったマスコミは、優秀な人材が集まらなくなり、ますます劣化する。


 そういう日本的な体質は、外国から嗤われていた。

 そんな大発行部数なんて新聞じゃないと言われていた。つまり日本人は新聞とは何かですら最初から解ってなかったのだ。その破綻が、ようやく来たのだ。これなら、発行部数が激減することが決して悪いことではない。

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