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  • 執筆者の写真井上靜

統一協会と癒着する政治家を叩きながら政策は擁護する滑稽

更新日:4月27日

 カルトを批判する人たちの態度は滑稽である。

 その批判とは、統一協会などを追及し、そんな宗教団体と関係が密接な安倍晋三ら自民党の政治家を対象としている。しかし、一見は厳しく批判しながら、その政策は擁護するので滑稽なのだ。

 この滑稽さは、整合性を欠いていることより、その無知によって生じている。


 カルト宗教の何が問題なのか。

 どんな宗教でも傍から見れば「鰯の頭も信心から」以上のことは無い。それでも信教の自由である、ところが、それを利用して社会通念上とうてい許されない金額の寄付を強要するなどしているから反社会的であり、そこがカルト宗教によくあるから問題なのだ。これは常識だ。

 そして、安倍晋三元首相を殺した元自衛官も、母親が統一協会の信者になったため全財産を巻き上げられて一家が破産し、こんなことが放置されているのは政治家と癒着しているからで、その最たる人が安倍晋三元首相だから、恨みの銃弾を放ったのだった。


 つまり宗教の教義は問題ではない。

 あくまで、政治家と癒着し権力の後盾と選挙の支援という関係になり、その相互利益のため資金集めに汚いことして被害者を出している実態が問題である。それがカルト宗教を追及しているという自称ジャーナリストらは解らない。

 だから、宗教の教義が変だというお門違い的外れの批判をする。



 さらに脱線をする自称ジャーナリストたち。

 もともと信教の自由であり鰯の頭も信心からであるのに、宗教の教義が奇妙だという的外れから更に軌道離脱して、薬害の被害者たちを中傷する。御用学者などを鵜呑みにして、被害は狂言とか、非科学的だからカルトであるとか、汚い言葉を浴びせる。原発事故の汚染についても同じことをしている。

 これまでに起きている深刻な事件について少しでも一般常識があれば、そんな雑な話にはならないが、彼(彼女)らは個別の事例を見ずに、ただ自分はカルト追及しているから科学の側であるという勝手な優越感により悦に入っている。いわゆるポジショントークを楽しんでいるだけで、社会派の姿勢など皆無である。


 そもそもカルトと薬害は同根である。

 最近たいへん深刻な問題となった薬害は、安倍内閣が原因を作ったことは指摘されている通りだし、厚生労働大臣の親父の代の医師会長の時から、利権優先と人命軽視で薬害が何度も発生して深刻な被害であることは、少しでも一般常識があれば解かることである。

 つまりカルトと薬害とは政財官が癒着する中で起きる同じ構造暴力ということである。それが理解できないというより真面目でないからポジショントークで楽しみ優越感に浸っているだけ。これでは自己矛盾にも気づかないのも当たり前という実に解かりやすい御粗末さである。

 そんな人たちが安倍元首相殺害事件によってマスメディアに利用されて「火事場泥棒の焼け太り」の状態だったが、しばらくしたらあっさりと沈静化した。ある弁護士が言っていた。「ナメクジが日向に出てきたので干からびた」と。この譬えが適切かはともかく、あまりに早かったとだけは言い得る。

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