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  • 執筆者の写真井上靜

情報統制は「どっちもどっち」ではない

更新日:3 日前

 ロシアや中国や朝鮮が情報統制していると言われる。

 それを騒ぐのは米国および米国の衛生国となっている日本などのメディアである。そして、これらのメディアこそ情報統制している。

 では、どっちもどっち、なのか。明らかに違う。


 ロシアも中国も朝鮮も情報統制の意図は明確である。

 これは、国家の存続と国民の安全の為である。これは、どういうことか。その情報統制は、米国および日本など衛星国のメディアが言うようなもの、すなわち権力者に不都合な情報を自国民に隠す為ではない。それは日本などがやっていることだ。

 それとは違う。国民が外国の情報に触れた為だと偽装して、実は米が反政府暴動を起こしている、という工作を防ぐ為である。例えばシリアでFacebookが利用されたりしたから。このFacebookは日本でも情報の扱い方が問題になり、利用をやめる企業と個人が出た。



 そもそも、政府に不都合な情報が原因で反政府暴動など起きない。

 あるのは、抗議があったところへ外国から武器が持ち込まれ、これで一部が暴徒化することである。西欧でも指摘されているのに、日本では知らない人が多い。メディアがあからさまな嘘を流すからだ。

 しかし、シリアの例にしても、日本のメディアが言う「民主化を求めるデモに政府が武力弾圧」というにしては、本格的な兵器を用いた内戦になっていて、それは外国から持ち込まれたものであるからだが、それをメディアが無視しているので嘘の報道だと、少し考えれば解ることだ。


 フィンランド映画にも描かれていた。

 シリアから来た人が難民の申請をしたが却下されてしまい、なぜなら差し迫った危険は無いからとのこと。しかし、その人は命からがら逃げて来たので、それで差し迫った危険が無いというのは無茶苦茶だと感じる。

 また、フィンランドのテレビでは、シリア政府の要請に応じたロシアが叛乱鎮圧に乗り出し、この巻き添えで一般人も殺傷されているとし、ロシアを非難している。

 ロシアを非難する時は、シリアは悲惨なことになっていると言っておいて、その難民が助けを求めると、シリアに差し迫った危険は無いから帰れと言う。

 これを変だと思わない方がマヌケである。


 ところが日本では政府とメディアへの盲信が重篤である。

 また、情報統制を批判するなら、それをしないで済むよう、西側の特に米英を批判するべきだという結論に必然的に達するが、そういう人が少ないのは西欧崇拝という幻想が強いからだろう。


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