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  • 執筆者の写真井上靜

山本太郎は政治家として以前に人間としてダメでしょう


 山本太郎が東京の選挙8区から立候補すると表明し混乱が起きた。

 これを東京新聞は、山本太郎が野党の統一候補になりそうだと報じたので、これなら有力だと思った人もいる。


 けれど、その選挙区では前から選挙運動を続けてきた元民進党の女性がいる。

 しかも、前に山本太郎が同選挙区から立候補したさいは話にならない得票数だったのに対し、その女性も前に同区で立候補したことがあり、そのさい山本太郎など比較にならない善戦をしていた。そのうえで、彼女は同区で次こそと運動を続けたが、山本太郎は同区で運動を続けてきたという話は聞かない。


 そうしたら、立憲党と共産党の代表および他の関係者はそろって否定したのだ。

 いったい東京新聞は何が根拠で山本太郎を統一候補として複数党が担ぐ方向であると報じたのだろうか。例えば朝日新聞は、立憲党の代表が山本に再考を求めたことを報じていた。

 当ブログでは前に、メディアは商売としてウケやすい山本太郎をネタにしていると指摘していて、東京新聞も同じだが、それにしてもデタラメ報じてはいけない。



 では、勝手な立候補表明した山本太郎の意図は何か。

 おそらく、そうすれば票が割れて困るということで仕方なく各野党が支持すると期待したのではないか。


 かつて、東京狛江市の市長選挙で「俺を保守の統一候補にしろ」と言い出した人がいた。

そのうえで「俺は絶対に立候補して絶対に降りないから、俺の言う通りにしないと保守が分裂して共産党に負けるぞ」と自民党を脅した。

 この人では色々な条件から不向きであるが、言い出したら聞かない性格で、親の代からの資産家だから勝手に立候補しても金に任せた選挙運動でそれなりの得票が見込める。もともと地元のお坊ちゃまで、大変わがまま。その当時すでに高齢だったからダメだと周囲から言われていたが、俺様は地元の名士の御曹司であるからして市長になって当たり前だと思い込んでいるようで、言い出したら聞かない。

 だから仕方ないので自民党は認めた。しかし、もともと「共産党に負けていいのか」だけだから、ろくに政策は無い。共産党の悪口ばかり言って、それもボルテージやトーンばかり強くて下品。これでは保守的な有権者はバカにされていると反発し、あるいはシラケたりだった。

 そして結果は、共産党の候補が当選。これでは負けて当たり前だと、自民党都連はカンカンだったそうだ。


 こうした山本太郎のスタンドプレーは都知事選に続いてのこと。

 またもや、長年にわたり地道に活動している人を、派手なパフォーマンスで押しのけようとしている。汗かき足を棒にして地域を回ってきた人の努力を土足で踏みにじるようなことをして、統一候補者の地位を強奪しようとするのが山本太郎のやり方だ。

 こんなことをする人物には、政治家としての誠実な活躍など期待できないし、なにより人間として尊敬に値しない。

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