報道の自由度ランキングを報じた朝日新聞の愚
- 井上靜

- 2023年5月9日
- 読了時間: 2分
国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)を朝日新聞が取り上げた。
これは金次第の民間団体で、やはりフランスで「モンドセレクション金賞」と同じ構造なのだが、朝日新聞の記者には理解できないらしい。

それは本年の「報道の自由度ランキング」を発表したこと。調査対象の180カ国・地域のうち日本は68位(昨年71位)で、昨年よりは3つ順位を上げたと無意味な話をするうえ、主要7カ国(G7)の中で最下位だと、G7が何かエライと勘違いしている。
1位は7年連続ノルウェー、2位にはアイルランド(昨年6位)とのこと。
それを上位に「入った」と歌のヒットチャートみたいに表現するセンスも滑稽だ。

またブラジルはボルソナーロ前大統領の退陣に伴い110位から92位に上昇、ミャンマーは173位、ウクライナへの侵攻が続くロシアは昨年より9つ順位を落として164位、中国は4つ順位を落として179位、最下位の180位は北朝鮮、というように、すぐ政治的な思惑が入った如何わしい順位であることが判る。
だが、その検証は一切しない、というより順位付けにどんな意味があるのかという問題意識すら記者と新聞に無いことが露呈している。
なにより肝心なことは、最低の北朝鮮などの方が「主要国」よりマシなこと。
最低なのは権力の規制があるからだとしているが、そのおかげで、日本や欧米のようにアメリカに操作されたマスメディアの影響が無く、むしろ国民の知る権利が保たれているという逆説がおきていることだ。
前に知り合いが訪問した体験から、日本で北朝鮮についての報道されている内容の殆どか嘘だという告発本を出版していた。
外国人が行くと監視がついて自由に出歩けないと言われていたけれど、このとおり撮影したように勝手にあちこち行けた、などという内容だが、あと直接に聞いたら、テレビでも世界各国の普通にある報道番組が放送されていて、アメリカのプロバガンダを報道として受け売り垂れ流しは許されないというだけのことだと指摘していた。
しかし、その程度の個人で出来ることすら日本の大手マスコミはやらない。
そして国内で記者クラブ発表を報道だとしているのと同じように、国際情勢でも発表を報道だとして読者や視聴者を欺き、デタラメなNGOの無意味な発表を受け売りする破滅的な状態なのだ。



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