同窓生とは認めない人と同じ自民党
- 井上靜

- 2021年6月6日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年6月23日
政府は仕事をするにあたり各所に、それなりの人材を起用しているから仕事をこなせている。
これは飽くまで政府がやっていることであり、自民党ではない。つまり政府のしていることは自民党でなくてもできることだ。今の野党が良いとは言えなくても、政権に就けばどの政党でも今の政府と同程度の人材を起用することは容易どころか普通にそうなる。
だいたい、与党も野党も同じ日本人であり、そんなに変わらない水準の教育を皆が受けているから、大差があるわけがない。
そんな指摘を、次の選挙に出る予定の人がしていた。
その通りだが、ただ、自民党には親の七光り政治家が大勢いる。
この中には、金次第の私学に入り満足に勉強せず卒業した者まで。大臣が日常の漢字も駄目だったりする。野党の方が普通に受験して入学して真面目に単位を取得して卒業した人は多い。だから、むしろ与党より野党はマシとすら言い得る。
もちろん、学校の勉強それ自体は問題じゃない。そもそも学問が実社会で役立つとは限らないし、字の間違いくらい誰でもある。ただ、皆が自力で克服した課題を親の金で済ませたことが問題なのだ。

前に、同窓生とは認めない人の話を、ここで取り上げた。
すべての同級生が、やるしかないのだからと、自分の力で全課程を終え、だから卒業できた。それを数学が赤点で単位不足となっているのに、病気になったから追試が困難だと親が必死の泣き落としで有耶無耶にして卒業した。
これは数学自体の問題ではない。どうしても彼が駄目だったインテグラルなんて実社会ではほとんど使わない。しかし、どんなに苦手でも、社会で使わなくても、単位を取得しないと卒業できないことになっているので、少なくともこの学校はそうであるから、やるしかないと同級生の皆がちゃんと試験で点を取って卒業したのだ。その後Fラン大に入った人でさえも。
それを親に誤魔化してもらった人は、同窓生ではない。そういう話だった。
そんな人が誰でもそうであるように、彼は成人してからも、その癖が抜けなかった。
親に誤魔化してもらい卒業したあと一浪して、かなり偏差値が低くてやけに学費が高く試験でカンニング黙認が当たり前の私大に入り、勉強もバイトもせず、生活も、通学も、車を乗り回すのも、酒を飲むのも、親の金であった。就職しても仕事が大変だからと一か月で辞表を出し、向いてなかったのかもしれないと他の仕事を探すこともせず、父親のやっている家業を手伝うことにした。
そして父親が怪我で死去すると、これからはシッカリしようとかガンバロウとは思わず、堪え性のなさと自己中と我が儘を周囲に向けて、はけ口とするようになった。これは、こんな育ちの人たちには普通のことだ。親にしてもらって当たり前だった人は、成人してからも癖が抜けないからだ。
これと同じ人たちが自民党にいて、皆に迷惑をかけているのだ。
なんで個人的な思い出を書いたのかというと、今の政治経済に重なる問題だからだ。あんな人は同窓生と認めず付き合わなければいいのと同じように、親の七光り議員がいるのは勝手だが、政権に居ては迷惑だから一議員の地位だけにしておくべきなのだ。

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