右翼による愛国強制批判
- 井上靜

- 7月4日
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日本国旗の損壊行為処罰法案は衆院本会議で与党の賛成多数で可決。
この法案に慎重姿勢を示してきた自民の岩屋毅前外相は採決を前に退席した。国旗を尊重する気持ちは自然な形で育まれるべきものであって、刑罰で強制するものではない、ということだ。
これに同感だから一緒に退席したかった自民党の議員もいたはずだが、入閣などで割を食うのを恐れてしまったのだろう。

かつて右翼民族派の鈴木邦男氏が言っていた。
「ぼくは右翼として、多分、誰よりも日の丸を掲げ、君が代を歌ってきたと思います。僕より日の丸を掲揚した人がいたら教えてほしい」

「その僕が言うんだけどね。愛国心を法律で決めたら絶対にダメだ。 愛とは、自然に湧き上がるものだ。僕は、日の丸を掲げたいからやってるんだ。嫌いな人は嫌いでいい。愛したい人が愛せばいい。愛国心を法律で定めたとたん、 それは愛ではなく義務になる。僕の愛国心は、法律で定められているからではない」
「僕は右翼として、日の丸についての法制度には断固反対します」
また、彼は影響を受けた三島由紀夫の発言も紹介していた。

かつて三島由紀夫は、朝日新聞に投稿した文で「愛国心という言葉が好きになれない」と述べていた。
「愛国心という言葉に、政治的な意味から神経質になる人がいるけれど、それとは違い、言葉に温もりが感じられないのだ。官製の臭いがする」
また、愛国党という右翼団体をやっていた赤尾敏の発言も紹介していた。

もしかすると、もっと国旗を掲揚していたのではないかと思われる彼も、日の丸・君が代は大好きだけど強制には反対していた。
「政治家の仕事は、国民に国旗を掲げて国歌を唄えと命令することじゃない。国民が国旗を掲げて国歌を唄いたくなる国にするのが政治家の仕事だ」
なるほど、この件では、保守派や右派による自民党批判が核心を突いている。



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