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世界情勢や国際政治で芸能報道以下となったマスコミ

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年5月13日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年5月13日

 かつて芸能レポーター梨本勝がテレビで言っていた。

 「確証が無いけど大騒ぎするさい、見出しの末尾に『か』を付ける」と。断定はしていない言葉づかいで、そのことを示す部分の語は目立たなくする。そういう指摘だった。




 そうしてみると、欧米メディアによる「ロシア軍の暴虐」も、常に見出しの最後に「か」が付いている。

 この内容は明確な証拠が無いと米国の著名な軍事・外交のアナリストも指摘していた。ところが、これを日本の大手マスコミは受け売りして垂れ流す。だから真に受ける人たちも少なくない。しかも、それをジャーナリスト自称の人が「動かぬ証拠」と言うから、報道の劣化は昔の芸能以下になったわけだ。


 また、ロシアの戦勝記念祝典を報じた記事も「金太郎飴」だった。

 これにはさすがに欧米メディアの記者も呆れていた。手前でもNATO軍記者クラブ垂れ流し受け売りしているくせに、よく日本の大手マスコミを批判できたものではあるが、それにしても新聞も見出しがどこも同じという滑稽さには驚いたのだろう。

 しかし、問題は金太郎飴の見出しだけではない。


 見出しは、式典で演説したプーチン大統領は軍事作戦を「正当化」だった。

 ところが、どの新聞も一様に大見出しであるが、それら記事を読んでみたら違った。そのさい演説でプーチン大統領は、具体的に事情を説明していた。これは国民に理解を求めて、内外にアピールしたのだから「正当性を主張」である。

 つまり、主張したことに対して否定したいなら具体的に反論するものだが、それをしていないで誤魔化したという見出しにしているのだから、ロシアの大統領が演説で軍事作戦を正当化したのではなく、日本の新聞がずさんな記事を見出しで正当化したというべきだ。


 それにしても、最近のマスコミは言葉づかいからして不適切さが悪化の一途だ。

 これについて気を使っている方の最たるNHKと朝日新聞が駄目になっている。しかも細かい部分のことではなく、報道の根幹に関わることだ。


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