世田谷区と狛江市のマイナンバーカード対応
- 井上靜

- 2023年6月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年6月28日
東京都世田谷区の保坂区長は岸田首相の態度を批判した。
これは、問題が相次いでいるマイナンバーカードへの対応で、岸田総理大臣が新型コロナ対応並みの臨戦態勢で地方自治体などと一丸となって取り組むよう対策本部の会合で求めたことについて。
「人為的なミスなどのために、自治体の資源を短期的に集中させることはどう考えても不合理だ」

マイナンバーカードのことで、政府は新たな対策本部を設け、その初会合で岸田総理大臣はデータやシステムの総点検などにあたり「コロナ対応並みの臨戦態勢で政府、地方自治体、関係機関一丸となって全力を尽くしてほしい」と要請した。
しかし保坂世田谷区長は会見で「目に見えないウイルスとの戦いに3年間、総力を挙げて取り組んだ。マイナンバーの不具合も、目に見えない人為的なミスやシステムのバグとの戦いなのかもしれないが、これに自治体の資源を短期的に集中させ、人海作戦で検証してくれというのは筋が違う。どう考えても不合理だ」と指摘した。
また、今の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する政府の方針については、「医療機関でも不具合が発見され、混乱が起きている。この事態を放置するべきではない。今の保険証の廃止は凍結し、従来の保険証も存続すべきだという意見だ」と明言した。
さて、世田谷と隣接する東京都狛江市。
ここは、かつて保坂氏が国会議員だった当時、個人的に党派を超えて市長の応援に来た。矢野狛江市長は市長選挙で無所属、個人的に共産党員(元同党所属の市議)だった。
ところが今は保守系の市長になったためか、マイナンバーカードに対する市民の不安・危惧に対し、とにかく国が大丈夫と言っているのだから従えの一点張りである。
では、大丈夫だと言った責任はとるのかと市民から質問があると、任意であって強制ではないのだから、マイナンバーカードを使用したのは自己責任であると言う。健康保険証が無くなるというのでは、マイナンバーカードにしないと殺すぞと脅しているも同然だが、殺すと脅されて従ったのだから従った者の責任であり、殺すと脅した者の責任ではないということだ。脅したのではなく、脅されたと受け取る者がいるほど強く推奨したに過ぎないというわけだ。
それより前から狛江役所では健康保険証税の納付困難に暴言があった。
「情け容赦なく差し押さえるからな。もう市長は保守になったんだ」
この録音があるので市長に苦情を申し立てたが、市役所としては確認できなかったので知らない、という回答だった。すっかり住みにくい街になってしまった、と狛江市民は言う。



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