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サトウサンペイと朝日新聞の垂れ流した害毒

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年8月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年8月11日

 マンガ家のサトウサンペイが91歳で死んだと報じられた。

 少し前まで現役だったが、二年ほど前から止めていたとのこと。かつては朝日新聞に連載されていた『フジ三太郎』で知られていたが、これはもともと夕刊に長く連載されていたところが朝刊に移動し、すると日曜日は無い夕刊と違い週一日の休みがとれなくなってしまって、ネタを考える余裕がなくて、ネタ切れが判るひどい内容で凌いでいたり、気づかずに同じネタを再び使ってしまい読者から指摘をされたり、という醜態だった。



 この『フジ三太郎』は、朝日新聞の天皇陛下万歳体質を体現した内容だった。

 とくに、連載当時の裕仁天皇(後の昭和天皇)をひたすら美化し、よく指摘されていた戦争責任を免罪していた。これが空々しく内容が無くて、ただマンガで印象操作しているという代物だった。

 また、朝日新聞刊で桜美林大学教授の川島四郎と共著の『食べ物サンありがとう』は、まるで西武ライオンズの広岡監督と同じだったが、疑似科学と指摘される内容まで含まれていた。元軍人の川島四郎は、他の著者でも天皇賛美のうえ、それだけなら勝手だが、批判者に根拠なく人格攻撃するという非常識と狂信性だった。そこがサトウサンペイと気が合うところだったのだろう。


 さらに害毒が強かったのはテレビ化された『ドタンバのマナー』(新潮文庫)であった。

 これはテレビでは「ドタンバ君」という主人公だが実質はフジ三太郎だった。そこで俗説を常識としていることが問題で、特にエスカレーターで片側を空けて乗るものだと説いていたことは人命の危険があるからとんでもないと言われていた。

 そもそもエスカレーターでは、ぶつかると転倒・転落の恐れがあるから静かに乗ってベルトに掴まるよう広報されていたものだし、鉄道の駅など片側を空けていると半分の人数しか乗れず混雑してしまう。

 だから、片側を空けて乗るべきだと言う意見は既に否定されていたけれど、サトウサンペイのマンガに影響された人たちが多くて大迷惑となったのだ。今はコロナウイルス感染の危惧から感覚を空けるようになって事情が変わったけれど、かつては困ったことだったのだ。


 このように、日本の社会に害毒を垂れ流した朝日新聞の共犯者だったサトウサンペイである。事あるごとに糾弾しなければならない。


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