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カルト批判という名のカルトに騙されるな

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年8月13日
  • 読了時間: 3分

 先日、FM放送でシベリウスのバイオリン協奏曲とショスタコーヴィチの交響曲第五番という気に入った曲目のライブ録音が放送されるので聴こうとした。

 ところが、菅総理大臣の記者会見で潰れてしまい、これが有意義ならともかく、相変わらず官房長官時のように中身の無いものだったから、ひどい電波の無駄だった。

 しかも、そのとき質問していたのが江川紹子で、やはり相変わらず耳障りな声だから、綺麗な音楽を聴くつもりだったのに最悪だった。


 この江川紹子について、かつてギター漫談の金谷ヒデアキが、ヒット曲「大阪で生まれた女」を替え歌し「♪オウム騒動で~出てきた~女や~さかい~オウム騒動が~終わったらどうするの~」と皮肉っていたことがある。

 同時に出てきたのが有田芳生であった。二人とも、もともとマスコミで「カルト」と言われる宗教団体を「追及」してマスコミに出ていたが、そこでオウム騒動があったからテレビに出まくり、江川紹子はテレビに出るたびに高そうな服を着るようになったから、よほどギャラで潤ったのだろうと言われていた。そして有田芳生は議員になる。当然にして「オウム騒動の焼け太り」と皮肉られた。

 もちろん、その皮肉が真面目な報道に対してなら僻み根性でしかないが、二人ともここぞとばかりに権力に媚びて自己正当化していたから、テレビ報道の問題を追及していた新東宝~国際放映の山際永三監督は「まるで虎の威を借りる狐だ」と指摘していた。



 この「カルト」という表現自体があやふやであり、レッテル貼りに利用しやすい。

 だから「アカ」などと変わらない。自分と違う意見を論証抜きで攻撃するのに便利な言葉である。そして信仰宗教から非科学的へと理屈を飛躍させた攻撃をし、原発事故の汚染を批判するのも、ワクチンなどの薬害を批判するのも、御用学者を鵜呑み受け売りして水俣病の時と同じように「非科学的」さらに「カルト」と攻撃する。これは論証抜きで簡単だから頭を使わなくても可能だ。頭を使わず科学を名乗り賢いふりができる。


 その気取っている様子は滑稽なのだが、そもそも江川紹子と有田芳生がやっていたことである。二人とも御用学者と仲良くして、その受け売りで原発事故と薬害の問題で大企業が喜ぶことをしている。

 一見は、自民党と親密な右翼宗教を進歩的な立場から批判しているようだが、実は権勢に媚びているのだ。

 この真似をしている連中もいて、やはり党派性に基づくレッテル貼りの批判をしているに過ぎないから、中身はスッカラカンである。そして党派のことを「セクト」とも言うが、ヨーロッパでは「カルト」のことを「セクト」と呼ぶ。つまり同義語だから、カルト批判しているセクトということであり、カルト批判という名のカルトなのだ。

 うっかりしていると騙されるので要注意である。

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