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  • 執筆者の写真井上靜

「リケジョ」とは何か

更新日:2020年6月11日

 理系の学部を出た女性が、リケジョというマスコミ用語で呼ばれるのが不愉快であると言っていた。ただ大学の学部などで分野がそれだっただけなのに、というわけだ。

 よく、工学部や理工学部が男学部と呼ばれるように、学生が男性ばかりで女性が少ない、というだけのことだ。逆に家政学部など女性ばかりというより女性専用のようになっている。

 かつてニットの広瀬光治は、プロを相手にして講義する専門家でも最初は学校に行って習ったそうだが、学校の便所に男女の区別が無くて女性ばかりだから、そこへ男性が入るわけにもいかないから登校の前に必ず用を足していたと言っていた。

 ただ、大学が理系というだけの女性で家政方面にも長けた人はいるけれど、これが医学部になると、服より人体を縫うほうが得意だと言う人がいるので可笑しい。それでユザワヤなんて偏差値の低い人が行くところだと、ひどいことを言うが実は自分が日常生活に直接関わることが不得手であるという劣等コンプレックスの裏返しであった。

 この女性は、我が家で所蔵しているDVDを観て、家政学部や文学部を出た女性は言わなかったツッコミをしていた。『太陽を盗んだ男』で沢田研二がプルトニウム生成している演技が、いちおう重たそうな仕草をしているけれど、あの分量に比して力の込め方が足りないと指摘したのだった。

 そもそも、性別によって分担しなければ困ることでないのに、学校それも大学まで男女で分野を分けているのが不自然なことだ。


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