有田芳生と江川紹子は統一協会を批判しているが、反共のためなら何をしても良いと固く信じ込んでいる点と常に権力に擦り寄っていることで統一協会と同じである。
これが今度また露呈した。
共産党の政策を自民党の政策に近づけろと主張し、そのために自分が志位委員長に取って代わりたいと言った男が、それで選挙をするべきだと言うけれど、そんな主張をして党内で支持が得られるわけがなく、それでいて党の組織が閉鎖的とか無茶苦茶なことを言って、党と敵対関係にある党外の人たちに向けて党を非難し続けた。
では、党内で党員たちと議論して党に対して提案などしたかというと、何もしていないと認めたそうだ。党員なら提案があれば党に対して言う権利があると決まっているのに。真面目に訴えたけど無視されたとでもいうならともかく、これでは共産党でなくても他のどの政党でも問題になる。追放されて当たり前だと傍で見ていてもそう思ったという人の意見をたくさん見る。
もともと共産党の組織運営には批判的だった人たちでも、例の男はひどすぎると言っている。あれは自分の名と本を売りたくて長年在籍した党を売ったのだろう。
ところが、そこへ便乗して共産党を非難する人たちがいる。
それが右派だけでないから、これでは日本の労組も政党も駄目になって当たり前だし「ドン引き」と言った人がいるけれど実に的確な表現である。
その便乗犯のなかに有田芳生と江川紹子がいる。
この二人はオウム真理教事件のさい、マスコミで人権侵害を煽っていた。事件とは無関係の一般信者や、それどころか信者の子供まで偏見を受けて迫害されていた。これをマスメディアによる人権侵害だと問題にしていた映画監督の山際永三は「有田芳生と江川紹子がテレビで発言しているさいの態度は『虎の威を借る狐』そのものだ」と批判していたが、この二人は常に「権勢に媚びて上から目線」であり、その嫌らしい態度から評判が悪かった。
他の問題でも同じである。御用学者と仲良くしていたりと常に権力へと擦り寄っている。
しかしオウム真理教や統一協会が問題になるとマスメディアから呼ばれる。
そこで「識者」として扱われて錯覚して思い上がっているのだ。だから今回の共産党の件でも、除名することないとオレ・アタシが主観的に思うから共産党はオレ様・アタシ様の言う通りに撤回しないさいと罵声を浴びせ、自分を何様だと思っているのかという偉そうな発言だ。
しかも、その除名の理由を本の内容のためだとしている。これば事実誤認であって確認もしないのだからジャーナリストを名乗る資質に欠けること明らかだが、故意に嘘をついた確信犯である可能性もかなり高いことは過去の言質が証明している。
だから、反共のためなら何でもいい有田芳生と江川紹子は統一協会と同じなのだ。