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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2月20日
  • 読了時間: 2分

 「望月衣塑子記者は黙れ」

 と言っている人たちに伝えたい。東京新聞が「空気を読まない記者」をつくり続ける理由。

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...と広報しているのは、黙れとか言っている人たちがいてこその話だ。

  それがなくては何の意味もない。


 つまり非難されてナンボどころか、非難されること自体が目的だ。

 これはネットスラングでいうところの「炎上商法」だから。もともと東京新聞のやっていることは「隙間産業」であり、全国紙がことごとく堕落してしまった間隙を突いての話題作りをしているにすぎない。

 そこで一種のアイドルを作った。それが望月記者である。美人でパフォーマンスが上手いから。


 それで東京新聞の紙面はどうか。

 ちゃんと読むと、朝日新聞や読売新聞などの全国紙と同じである。そこで記者が騒いで見せるのは宣伝であり、記事が他と変わらないのに記者が騒いで何か違うように言うのは虚偽である。

 もともと、ズバズバ質問する新聞記者はザラにいたし、それが当たり前だった。そうでない馴れ合い記者も昔からいて、そんな馴れ合い記者の方が軽蔑されていたものだった。それが空気を読むのが当たり前になってしまって、そうしないで騒ぐことを売りにする新聞がある、ということからして情けないのだ。


 それでも紙面が他に比して良いなら結構なことだ。

 しかし最初に述べたように飽くまで炎上商法であり、注目されるために記者が騒ぎ非難されること自体が目的だから、肝心の記事は全国紙と変わらない。

 そもそも地方紙では、全国紙以上に、配信記事に依存したり受け売りの記事が多くなったりするのは必然である。

 それでもウケると踏んでいるのだろうか、東京新聞の営業や広報は。  

  

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2月19日
  • 読了時間: 2分

 出版業界には前近代的な風潮がまだある。

 ということを、ある物書きの人がSNSで述べていた。これは予め料金の話をしないということだった。このため、写真やデータ原稿を渡すときには、こっちから「ギャラもらえますよね?」と念押しせねばならない。そうしないと支払い無い。

 だから、自分が誰かに依頼するときは必ず先に金の話をするというわけだ。


 しかし何十年も前から料金の話をする出版社はある。

 特に業界紙誌など、何字詰め原稿用紙一枚何円と先に言ってくる。それが今でも料金の話をしないというのは、最初からチョロマカシしてやろうという悪意ではないか。

 そして、そんなことばかりしている所は、誰に対しても同じ対応である。そんなことをするのは醜いことだと解らないはずがないのにやるのは、貧すれば鈍するという状態だからだ。


 要するに儲かってないからだろう。

 これについて経験則からすると、儲かってない出版社は、支払うと確約していても払わないものだ。口約束の場合はもちろん契約書を作成していても払わないことがある。いくら言っても逃げやシカトである。

 それなら訴訟を起こすことになるが、こういう不誠実をやらかし平気でいる所は「すっからかん」とか「逆さにして振っても鼻血すらでない」状態であることが裁判所で判明する。

 これが儲かっている出版社なら、とくに大手は、言わなくても支払ってくる。


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 テレビの製作会社は遥かに払いが良い。

 チョットの談話なのでと遠慮していても、出版社とは雲泥の差の額を気前よく振り込んでくる。ただしNHKは安いし、ひどいとNHKと文字が入った鉛筆を記念に渡すだけとか、ひどいケチぶりで、これは「出してやったんだ」ということだから。これを露骨に言うなど横柄な態度である。

 また今話題のフジテレビは、出演者がベテランだと女子アナを性暴力接待にあてがうけれど、新人には「また出してやるよ」と偉そうに言うことで昔から知られている。出演者からも駐車場の料金を取るなどセコイことをしていることも、何十年も前に出版された告発本に載っていた。

 そういう横暴はあるが、下請けの製作会社は気前よく支払う。


 だから相手の誠実さより懐具合の方を判断材料とするべきである。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2月18日
  • 読了時間: 2分

 金持ちになったら余った金で何をするか。

 それを使って世論操作して世の中を自分勝手にしたい。そう考える人もいる。だから松下幸之助はPHPなんてものをやっていた。

 あのオーソン=ウェルズの映画『市民ケーン』も、それだった。実在のモデルもいた。正力松太郎も似たようなものであった。


 だからイーロンマスクがツイッターを買収したのも同じ発想だろう。

 だから、不公正な運営をされていると言われる。ただし、その前からツイッター日本支社は政権との癒着が指摘されていた。

 なので、最近の不公正についてイーロンマスクのせいだと言っている人たちをSNSで見かけると、そんなのはもともとじゃないかと言いたくなる。


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 中国では外国のアプリケーションを監視していると言われる。

 このためアメリカのものをインストールしていないかとスマートフォンを警察が覗いている、と言って非難する人たちがいる。この真偽は別にして、それならなぜ自国の警察がやっていることに無関心なのか。そんなこと日本では無いと信じたがっているようだ。

 ここでも報告しているとおり、訴訟にもなっていて、権力の意向に沿って人権抑圧を正当化する裁判官の暴虐がある。ちょっと傍聴したら酷い実態に驚いてしまう人もいる。


 しかし幻想から抜け出したくない人が多い。

 もちろん、マスメディアで世論操作して世の中を好き勝手したがる金持ち連中も幻想に囚われている。それで散財するのも彼らの勝手である。しかし利用者の幻想は、自国の社会の現実から顔を逸らしてのことだから、こちらのほうが深刻である。

 なぜか、金を持っているため特権的な立場にいる人たちも、そうでない下層の無力な人たちも、実は蒙昧で現実がさっぱり認識できていないのは同じである。実に滑稽であり、それだけ社会が御粗末ということだろう。 

 

 
 
 
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