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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年7月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:2025年7月11日

 和歌山県議会議員の浦平美博(維新)の参議院議員選挙立候補が問題になっている。

 そもそも、こんな人が議員をやっていることが信じられないという過去がある。彼は傷害罪で執行猶予つきとはいえ有罪になっていた。それも喧嘩などではなく、教師だった時に教え子に対する壮絶な暴力をふるって重症を負わせたからだった。

 そんな人が、議員になり、次は国会議員を目指すというのだから、週刊誌の取材に被害者の親も憂慮を表明していた。



 浦平議員は国士舘大学を卒業してから故郷で高校の教師になった。

 そのさい、顧問をしている運動部で、300メートルのトラック10周のところを1周で済ませたことを咎めると、キャプテンがそれで終わりにすると言ったからだと判り、それで厳重注意するのではなく、激昂してキャプテンの尻を竹刀で執拗に殴ったうえ、それで竹刀が折れるとバットで殴り、何十回も殴られて肉が裂け脂肪が露出した状態になったが、これを放置した。生徒は歩けなくなり自分でタクシーを呼んで帰った。

 そして総合病院で診察を受けると、深刻な状態で医大の病院に転送された。筋肉の組織が壊れて血液中に流出しているので、このままでは腎不全を起こして死に至る恐れがある。緊急手術で命はとりとめたが、ケロイド状の瘢痕が発生し、皮が突っ張って痛みもあるから歩行にも支障を来す後遺症が残った。

 このため浦平教諭は停職処分を受けたうえ、その内容から警察が捜査に乗り出し刑事案件にもなった。これで後に有罪となり退職する。


 これで解雇ではなく停職、執行猶予も甘すぎ、障害どころか殺人未遂ではないか、と言われた。

 もちろん暴力の制裁だけでも悪いが、これは間違いをしでかした結果として深刻な事態となったのではなく、異常な行動による必然的な被害である。いくら感情的になって我を忘れたとしても、そのような命に関わるほどの重症を負わせる残虐な行為が、よく出来るものだ。不可解なくらいだ。

 そんなことをする人は、もともと狂暴な性格であるとか、自分を制御できないとか、そういうことだから教師になってはいけなかったし、教師は駄目でも政治家なら良いことにはならない。


 浦平美博は、反省していると言っている。

 しかし、その言葉は軽く、態度も嘘臭い。それ以前に、そんなことが出来てしまう人は、人格障害などの疑いがあるから病院に行くべきだ。昔のことでは済まない。そういう人であることを知っていて、維新は参議院議員選挙で公認の候補にしたのだ。不祥事ばかりの維新にしても、後から不祥事を起こしたのではなく最初から異常な行動により刑事で有罪になった人だと解かっていて神輿に乗せたのだ。

 まったく、いくら維新でも信じがたいことだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年7月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:2025年7月10日

 参議院議員選挙に自民党から立候補した鈴木大地もと選手。

 水泳の背泳ぎで違反スレスレのやり方(それで問題になり規則の改訂となった)で優勝すると、マスコミのインタビューに「嬉しいに決まってんだろ」と言い放った。愚問ではあるが、だからと言ってこの言質は何だということで、テレビで笑いのネタにされていた。

 やはり選挙で当選して「嬉しいに決まってんだろ」と言うのだろうか。



 この話も今は昔で、知らない人が圧倒的に多い。

 もともと知らない人だけでなく、リアルタイムで知っていても忘れている人がほとんどだろう。それくらい昔のことで、鈴木大地はスポーツ選手として過去の人である。

 そんな知名度の人がいまさら選挙に立候補するのはなぜか。どうみても政治に関心が無く、自民党としては客寄せとして有名人を担ぎ出しただけだが、その意義がある人物だろうか。


 それでも当選はするだろう。

 なぜなら、それなりの活躍をしたスポーツ選手には、それ相当の後ろ盾と組織力があるものだ。スポーツの協会など団体が補助金を目当てに会長の政界入りを望む。これを期待して自民党は誘ったのだろう。これに応じた鈴木大地は、瞬間の注目だったことを利用して、永田町センセイという虚名を得ることにしたはずだ。

 だから政治的に活躍することは期待されていないし、そんな気は当人にも無いだろう。おそらく組織力によって当選して、まったく仕事をしないはずだ。

 

 「カボチャの頭」という表現がある。

 とにかく議員の頭数を揃えたいから、地位と歳費を得させて従わせればいい。そういうことで知名度を喪失している引退した選手を利用しているだけ。

 これが現実である。そんなことのために、多額の税金が浪費されるのだ。そんな議員になる候補者など投票してはいけないけれど、組織の指示に従って投票する人達か大勢いる。それが面白くないと感じる正常な感覚の人は、自民党から遠い政党の候補者に投票するべきだ。 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年7月9日
  • 読了時間: 3分

 予言が話題になっていたらしい。

 そんなことは一部でのことだろう。地震か何か危険なことの予言だったのか、なんであれ詳しいことを知る価値はないだろう。

 ところが、ここで奇妙なことを言い出す人がいる。これは年配の人である。今は年配の人なら、子供のころに話題だった『ノストラダムスの大予言』が外れたことによって馬鹿らしさを知っているから騙されないけれど、今どきの若い人は免疫が無いというのだ。そんなことを言っている人の方が、あまりにも馬鹿らしい。おそらく頭の弱い子供だったはずだ。


 『ノストラダムスの大予言』は七十年代のベストセラーだ。

 この本は、ノストラダムスが書き残した当時の世相の記録を曲解して未来の予言であるとし、これまでに的中し続けたという歴史上の例を挙げて、それはことごとく牽強付会だった。

 そして、社会は混乱し破滅に近づき、最後は1999年7月に人類は滅亡する、という予言がされていて、これは核戦争が起きるということだろうという解釈だった。

 やはり売れただけに面白くて、当然のこと続編が次々と発行されるのだが、見事に二番煎じ三番煎じ四番煎じとなっていくので、出版社の意向をうけて著者は仕方なく書いているのが見え見えで、その続編を読んだ人は笑っていたものだ。



 その本の趣旨は警鐘だった。

 これは子供でも解ることだった。予言が当たるかどうかはともかく、ほんとうに人類が破滅してしまわないように、環境汚染や核軍拡を食い止めようという訴えかけだった。

 そして、本を基にした映画が製作されると、異常気象や奇形生物の発生などの不気味な現象や、社会不安から集団自殺する若者たちなどが描かれ、最も恐ろしいのは核戦争であるということで軍事の記録映像と特撮映像の組み合わせによってディザスター見せ場が作られている。けれど物語では、その危機について国会で討議されたさい、それを人類の英知によって乗り越えようと首相が力説することで締めくくられるのだ。この演説は観念的で具体性がないけれど、何度も首相の役を演じている名優=山村聰の話術に観客は感動させられたものだった。


 「予言」のとおり人類は破滅してしまうと思った人は子供にも少なかった。

 ただ、「予言」とは別に、そうなる可能性もあり、だから、汚染や軍拡をやめないといけない、という警告として受け取られていた。

 そして実際に1999年7月になっても人類は滅亡しなかったけれど、その時に予言は外れたと一応は言っている人達がいた程度で、すでに『ノストラダムスの大予言』そのものが殆ど忘れられていて、知っている人でも、とっくに、あれは予言ではないと解っていたし、その前に「冷戦」が終了して核戦争の危機は遠のき、その代わり世界各地で民族紛争などの小競り合いから悲劇が起きることが増えていて、それをなんとかしないと悲惨だということに関心が向いていた。

 

 こういう社会常識を知らない年配者がいるわけだ。

 それもそのはず、『ノストラダムスの大予言』を間に受けていたけれど当たらなかったと戯けたことを言っているのだから、不勉強である以前に地頭が悪いのだ。そんな出来損ないの年配者が「我々はもう騙されないけど若い人たちは違う」などと言っている。

 今の「予言」にしても、おそらく遊びの感覚だろう。それを間に受けたと勝手な解釈をして、間に受けた先輩として勝手なことを言っている。そのように間に受けた人達は、話にならないほど極少数であるはずだ。


 

 
 
 
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