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産経新聞もビックリしそうな朝日新聞の共産党排除

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 5月26日
  • 読了時間: 2分

 朝日新聞の都議選特集が話題だ。

 主な政党の幹部が、政策についてどんな発言をしていたのか、その顔カラー写真と共に紹介しているが、都議会に議席が無い国民党と、やはり議席がない出たばかりの団体の石丸代表を掲載しておきながら、共産党だけ掲載されていない。共産党は、都議会で野党第一党であり、女性議員の割合がダントツということでも話題になることがある、というのに。

 

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 これには産経新聞もビックリだと言われている。

 産経新聞は反共が社是だから、共産党を排除するのは当然のことだけど、朝日新聞はいちおう「不偏不党」を正式に標榜しているのだから、ここまで露骨に、選挙にさいして、一定議席を持つ政党を排除し、この一方で議席のない政党を紹介する、というのは自社の方針に反しているし、読者を裏切る行為だ。


 水道基本料金の報道に続いてのことだ。

 あの報道でも、水道料金のことは共産党が提案していたことを、選挙が近づいたら小池都都知事が実施すると発表し、これに小池都政の与党が乗る形になったのだが、それを朝日新聞は、もとは共産党が提案していた事実を隠して、都知事と与党が一緒になって決めたと報道した。これでは偏向した報道どころか、報道に見せかけた世論操作だと、批判されていた。

 そのうえでのことだ。


 しかし水道料金のことはトリックだが、都議選のことは剥きだしである。

 これでは世論操作の効果よりも、朝日新聞の評判が悪くなるほうが大きいだろう。そんな判断力すら朝日新聞には無くなってしまったのだろうか。


 

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