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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年3月13日
  • 読了時間: 2分

 いまBBCが告発を放送した問題とは直接の関係がないこと。

 そのジャニーズ事務所のアイドルが出演する映画を、中学生の女子たちが何人かで連れ立って観に行こうという話になった。その一人に聴いた話である。


 このとき映画館の前で行列ができていたらしい。

 しばらくして空いてから行けばいいけれど、すぐに観たいのがファン心理である。それで少し早めに行こうということになった。

 ところが、一人の女子の母親が、なんで早く出るのかと訊いた。それが娘にではなく、一緒に行く同級生の一人のうちに電話をかけた。娘が説明すればいいだけのことで、わざわざ同級生のうちに電話をかけるのだから、問い合わせではなく問い詰めるという感じだった。まるで変ことに誘ったかのように疑っているも同然だったのだ。



 だから電話をかけてこられた女子としては不愉快だったそうだ。

 もちろん、悪い友達ではないかと心配をするのは良い。それでも、娘から詳しい話を穏やかな調子で聴くべきである。それで充分だし、そのほうが娘も話しやすいから正直になるものだ。

 そうしないで、同級生に追及するようにするとは、自分の娘を信用していないからであるし、親が面倒くさい人だと娘が除け者にされることになるから、とても可哀想である。


 なんで、こんなことも解らないのか。

 あと、解っているけれど、子供が今後は誘ってもらえなくなっても、それでいい、あるいは、そのほうがいい、と考えている場合もある。事情は色々。


 そんなことを、告発番組から思い出したのだった。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年3月11日
  • 読了時間: 2分

 有名な海外メディアが日本の有名な芸能事務所の告発を放送した件の続き。

 これは前に、日本の週刊誌が取り上げて、芸能事務所は名誉毀損で訴えたが、事実であったことが裁判でも認められる結果だった。

 そんなことになっても、この芸能事務所の中心人物は懲りずに芸能人志望の未成年者に性的虐待を続けていたということであった。

 

 また、人気の芸能人を抱える事務所はテレビに影響力がある。

 それで、週刊誌などが騒いでもテレビは黙殺する。これと同じことは大相撲にも言えると、よく昔から言われてきた。

 今では八百長の発覚などで大相撲の人気が低迷しているが、かつて人気がもっとあった頃は、相撲協会から取材を拒否されると商売に差し障りがあるから、タブーになっていた。



 かつて、性格俳優といわれる人(今は故人)が、その著書(エッセイ)で述べていた。

 その当時、人気の相撲取りと人気タレントの女性が婚約したけれど、相撲界のしきたりが原因で破談となったことがあった。この時、マスコミは相撲界の体質について無視し、女性タレントの母親がいわゆるステージママであるのを殊更に取り上げて悪者に仕立てていた。

 これについて世間一般でも、マスコミの対応は疑問視されていた。だが、それでもテレビで相撲を観るほうも問題だと性格俳優氏は指摘していた。大相撲に人気があるから、マスコミは相撲協会に気を使って変な報道をするのだから、相撲観戦をボイコットするべきだ。もう相撲なんて観るなと言っても観る人たちがいるから、相撲協会は驕るのだ、というわけだ。


 また、相撲界に男尊女卑の体質があって、あの破談の原因になっている。

 そう指摘もされていたけれど、これについて性格俳優氏は「日の丸・君が代なんかを有難がる相撲協会だから」と言っていた。

 もともと彼は演劇が好きで趣味としてならやっていたけれど、俳優を職業にする気はなかったそうだ。外交官になるつもりで東京大学に入った時、戦争になって外交官など無用と軍隊に駆り出され人生が狂ってしまった。

 だから「川原乞食」と言われているけれど本当に乞食のつもりで役者になり、収入が不安定だから結婚話が壊れたこともあった。東大を出て官僚になっていたら、そんなこともなかっただろう。

 そういう経験をしたからハッキリ言わせてもらう、と。


 その、未成年者に同性愛行為の性的虐待をする芸能界の有力者も、一方で権勢に媚びる処世術だったことも、よく言われていたことだ。そうした共通点があるのだろう。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年3月9日
  • 読了時間: 2分

 日本の芸能について外国メディアが取り上げて話題だ。

 これは周知のとおり日本の有力な芸能事務所の代表者が、アイドルとかスターとかにしてやると誘った少年に対し、同性愛行為を強要しているという問題だ。

何十年も前すでに、その卑猥で衝撃的なプライベート写真の流出や内部告発があって、騒ぎになったことの多くが事実だった。

 ところが、日本のマスコミは、人気の芸能人を抱える会社からボイコットされると商売に差し障るからタブーで、では国会で取り上げられたこともあるが、実は歴代の首相の中に衆道と小児性愛の者がいたから、それ以上の追及が出来なかったとも言われる。

そうしたら外国メディアが取り上げたという次第だ。


 前に問題となったさい、そうまでして芸能人になりたいのかと疑問を持つ人たちもいた。

 しかし貧しい家庭の出身者が、とにかく芸能で稼げるなら、という気持ちで、そこに付け込まれたわけだった。

 このアイドルたちについて、あんなのは子供騙しで芸とは到底いえないと、ベテランの歌手が批判していた。そして、かつて戦争に駆り出された少年たちのことを思い出すと悲しいと言い、そんな時代でなくなったのだからバカなことは止しなさいと怒っていた。ほんとうに芸事に関心があるなら、きちんと歌や踊りの稽古をしなさい、と。

 それができない貧困家庭出身の子供が、別の子供たちから小遣いを巻き上げる商売に利用され、しかも未成年者に対しての性的虐待という搾取をされる。つまり、戦争で英雄になれるとか、軍隊なら衣食住が保証されているとか、それと同じことである。


 それどころか、風俗嬢の募集をする広告を載せたトラックが堂々と走り回っている。

 ここまで貧しくなったのだ。まるで226事件の前のようだ。決起した青年将校たちには、貧困のため自分の姉妹が身売りされて、それを上官が弄んでいるなど社会の腐敗に怒っていた者もいた。

 そんな堕落した政府の要人たちを殺害すれば天皇が称賛してくれると勝手に思い込んでいた。そんな叛乱を認めていたら示しがつかないし、仮に天皇が同情しても政府のほうが何も言わせないか逆のことを言わせるに決まっている。

 今も同じことが言える。怒るのはいいが、そこでとんでもない勘違いがある。



 要するに、芸能のことも風俗のことも、日本が戦前からずっと肝心なところで変わっていない、進歩が無い、ということだろう。

 
 
 
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