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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年10月30日
  • 読了時間: 2分

 サントリーの経営者が狂気の発言をしたのは周知のとおり。

 この人は金と女に関して色々と怪しいというかヤバ人であると報じられているけれど、そんな人が健康保険とマイナンバーカードの紐づけによる保険証の廃止について「納期」を守るよう政府に指示しており、そうなると自社の利益のため政府を買収しておいて従えと言ったことになるから、騒ぎになったわけだ。


 また、健康保険を民間でやれと言い出した。

 あのマイケルムーアの記録映画『シッコ』で問題の米国みたいに日本を陥れて、一部の民間企業が国民の生命を犠牲にして暴利を貪ろうという悪計を公然と口にしたということだ。それでサントリーの不買運動が起きた。

 これに焦ったのか、皆保険制度を否定する意図は無かったと弁解していた。

 しかし、病気になってからではなく、未然に防止する対策に切り替えるべきと言ったことは否定してなかった。


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 だからサントリーは廃業するべきだ。

 当たり前である。病気を未然に防止するべきなら酒なんてとんでもない。昔は間違った認識のため、タバコと違って酒は飲みすぎなければ健康に良いこともあると言われたが、実はアルコールも実に身体に有害であるから、飲酒も喫煙と同様に百害あって一利なしであると判明して久しい。

 そこで、健康保険より病気の防止だと言ったのだから、サントリーはアルコール飲料の製造販売を一切やめないといけない。また、糖分が異常に多くて添加物も使われる飲料水も健康に悪いから、販売してはならない。他の会社にも呼び掛けるべきだ。サプリメント部門は残っていいような気がするけれど、その効能は疑問だし、添加物のことも大丈夫とはいうけれど心配だし、なによりサプリメントを飲んでいるからと安心して食生活が劣悪になるなど、むしろ不健康になるほうが多いと医師らも指摘している。


 もうサントリーは廃業しかない。

 ついでに、酒と同様に宣伝と雰囲気で売って品質を欺くバブル時代のコンサートホールも閉鎖したほうが音楽のためである。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年9月25日
  • 読了時間: 2分

 「見~て~る~だ~け~」


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 という流行語が90年代にあった。

 これはカタログ通販のテレビ宣伝のこと。石田えりや田嶋陽子らが店の商品を興味津々で見ていると、店員が声をかけてきて「それはですね」とか「何かお探しですか」とか言って説明しようとするのだが「ん~ん~、見~て~る~だ~け~」と言う。

 何を言われても「見~て~る~だ~け~」と繰り返す。

 

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 そして、店で調べて家で買うという説明がされる。

 まったく、店に喧嘩を売るようなCМであった。これは当時テレビの人気アニメ例えば『セーラームーン』の劇中でも「見~て~る~だ~け~」というセリフが出てきたりで、あちこちパロディになったり流用されたりしたものだった。


 あの当時は笑い話で済んだ。

 しかし、今ではカタログ通販の他にもネット通販でアマゾンや楽天が派手な展開を しているから、小売店が潰れたりする一方で配達業者が負担に耐えられず従業員が辞めてしまい人手不足の所もあるという。

 すでに数年前、指定の時間から一時間以上経過しても届かず、すっかり交通渋滞に巻き込まれたと思い、それをやっと来たので言うと、そうではないと配達業者のオジサンが泣きっ面で言った。とうてい不可解な量を押し付けられてしまい、これでは指定時間より遅れてしまう。遅れてすみませんとは遂に言わなかった。あんまり買わないでくれと言いたそうだった。


 あと、ガスメーターのある扉を開けると手前に空間がある場合がある。

 うちがそうなっているので、そこに宅配ボックスの代わりに入れておいてと指定したのだが、連絡が届いてなくて再配達となってしまった。そして来た配達員は、このところの酷い暑さのため汗だくであった。連絡の不届きは配達業者の営業所の不手際だから、お客さんが謝ることではないと言ってはくれたが、それにしても気の毒で、冷蔵庫にあるペットボトルのミネラルウォーターを一つあげると言ったけれど固持された。

 まさにケンローチ監督の映画の原題「アイムソーリー、アイミスユー」であった。この映画を観てから配達員に同情的になってしまった。

 

 この先、どうなるのだろうか。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年9月10日
  • 読了時間: 2分

 ヨドバシカメラが池袋に店を構える。

 これは池袋の西武が外国のファンドいわゆるハゲタカに二束三文みたいに売り飛ばされるということで従業員たちがストライキしたことに関係して話題にのぼった。

 池袋はビックカメラの本拠地であるから、新宿が本拠地のヨドバシカメラがライバルのところへ乗り込むということである。


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 もうカメラ系量販店の時代ではない。

 そもそもカメラ系量販店とは、かつてカメラが時計と同じ精密機械だった当時、とても高額であるが憧れの品でもあったから、それで量販店が出来ると、もともと高額だから少しでも安くなると万円もの差があり、それで電車に乗って買いに行く人が大勢いて、だから駅前に店を構え、多額の金が動き資金があるので他の商品も扱うようになって、発展してきた店であった。

 それは過去のことで、かつての勢いと惰性によって今もまだ盛んというだけのこと。このまま続くとは考えられない。


 ヨドバシカメラの独特な総委託みたいな方式も過去には画期的だった。

 前に仕事でヨドバシカメラの元締めに行ったことがあるけれど、その仕組みはけっこう煩わしかった。取引する商品と業者を増やすには有効だっただろうが、今ではアマゾンなどが行っている方が効率的に優れているのではないか。

 あとビックカメラは客には親切丁寧だが出入り業者には横暴であった。


 とにかく暫く様子を観察してみるとしよう。

 
 
 
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