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  • 執筆者の写真井上靜

もうカメラ系量販店の時代じゃない

 ヨドバシカメラが池袋に店を構える。

 これは池袋の西武が外国のファンドいわゆるハゲタカに二束三文みたいに売り飛ばされるということで従業員たちがストライキしたことに関係して話題にのぼった。

 池袋はビックカメラの本拠地であるから、新宿が本拠地のヨドバシカメラがライバルのところへ乗り込むということである。



 もうカメラ系量販店の時代ではない。

 そもそもカメラ系量販店とは、かつてカメラが時計と同じ精密機械だった当時、とても高額であるが憧れの品でもあったから、それで量販店が出来ると、もともと高額だから少しでも安くなると万円もの差があり、それで電車に乗って買いに行く人が大勢いて、だから駅前に店を構え、多額の金が動き資金があるので他の商品も扱うようになって、発展してきた店であった。

 それは過去のことで、かつての勢いと惰性によって今もまだ盛んというだけのこと。このまま続くとは考えられない。


 ヨドバシカメラの独特な総委託みたいな方式も過去には画期的だった。

 前に仕事でヨドバシカメラの元締めに行ったことがあるけれど、その仕組みはけっこう煩わしかった。取引する商品と業者を増やすには有効だっただろうが、今ではアマゾンなどが行っている方が効率的に優れているのではないか。

 あとビックカメラは客には親切丁寧だが出入り業者には横暴であった。


 とにかく暫く様子を観察してみるとしよう。

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