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​炬火 Die Fackel 

 学校給食で小学生が窒息死する事故があって騒がれた。

 この原因はウズラゆで卵とのことで、反射的に飲み込んでしまい気管に詰まったのだろうと指摘されている。ということは、かつてよく死者が出たこんにゃくゼリーと同じではないか。

 それで、何かある度に商品がやり玉にあげられ、使用の自粛という繰り返しだから、うんざりすると言う人たちがいる。


 窒息死の原因は何だったのか。

 もしかすると、中華丼などウズラゆで卵が入った料理を食べたことがない子供だったのではないか。実際どうかは未確認だし、死んだ子供の親に訊いても解らないかもしれない。ほんとうに解らないこともあれば、ほんとうのことを言わないこともあるから。

 自分が子供のころも、ウズラゆで卵が入った料理を家庭で食べた記憶がない。そういう料理を親が好まなかったからだ。

 なんであれ、食材のせいにせず、ちゃんと噛んで食べるよう、教えるべきだと言う人たちがいる。



 ♪お弁当、お弁当、嬉しいな~

 と、近所の幼稚園から聴こえてきたので、この歌は今も健在なのかと思ったことがある。そして「なんでも食べましょ、よく噛んで~」と言う歌詞である。

 ところが、そうでないように教師が強要していることがあるので、これが窒息死の原因ではないかとの指摘もある。


 とにかく食べるのを急がせる。

 これは昼食に限らずセッカチな学校運営という問題だ。それで教師も焦っているから、よく嚙むなど無理になる。

 自分が小学生の時は、ほんとうに最低の担任教師だったから、そいつが時間内完食に異様な拘りをもっていて、食が細い子には拷問だった。大急ぎで噛まずに口に詰め込み牛乳飲んで喉に押し込むことを「マッハ食い」と名付けて児童に強要していた。これでは精神的な苦痛のうえ内蔵と栄養の点でも悪いし、事故もある。嘔吐してしまった子もいた。

 そもそもは健康より時間が大事という風潮のためだ。これが今も変わってないということなのだろうか。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年3月8日
  • 読了時間: 3分

 全国で書店が減少している。

 そこで国が盛り上げのイベントを後押ししようと言うから、書店に行く楽しみを知らない官僚のオソマツな発想だと呆れられている。

 そもそも、書店の経営難による廃業は、消費税など国の政策によって憂き目に遭っているのだから、それに対する反省もない国に本当のやる気など無いに決まっている。



 個人経営の書店など絶滅寸前である。

 かつては個人経営の書店の経営者にインテリが多くいて、本について訊けば何でも答えてくれたものだった。ところが大手の書店だと店員が何も知らず、訊けば「そこに端末があるので検索してください」なので、これではみんなネットで買うだろう。

 あと、このブログの題の由来でもあるカールクラウスの代表作(長大な反戦戯曲)『人類最期の日々』について書店員に訊いたら「ハヤカワですか創元ですか」とSFと勘違いされたし、さらには「天声人語ってコミックのことですね」と言われ、まったく書店員の無茶苦茶も極まっている。


 しかし簡単に開業できるから書店の経営を始める人も昔からいた。

 なぜなら、本は委託販売なので、店を作れば商品の仕入にかかる経費が無用だから、開業の資金が乏しくても出来るのだ。母子家庭で店を始める人も少なくなかった。

 しかし、売れるはずだとか、大手出版社と問屋(取次)の契約だとかで、意に沿わない商品を押し付けられ、嫌になって廃業する書店もある。これはポルノのことで、まず性的なポルノがあり、また愛国ポルノというべきヘイト本もある。これでは堪らないという人がいて当然のこと。


 あと個人経営の書店で個人的な思い出がある。

 小学生の時、ある書店の「お得意様」であったが、その経営者である女性の息子に自転車を壊された。これは故意ではなく野球のバットを停めてある自転車にぶつけたのだが、この修理代を払う交渉に独りで来いと呼び出され、周囲の人たちから「あの本屋の息子は危ないから行ってはいけない」と同級生たちに止められたのだ。小学校の先生にまで言われた。

 しばらくしたら、人の流れで駅に近い場所に新しい書店が出来た。店舗の広さも品揃えの充実も、旧来の店より勝っていた。それで売上が激減した経営者の女性は、自棄になってしまい、廃業するから商品を勝手に持って行っていいと客に言った。それで貰ったという同級生もいた。

 こうして、その書店は潰れたのだった。しかし、もっと条件の悪い所にある古い書店が近くに二軒もあって、こちらは、その後も、かなり続いていた。だから潰れた書店は経営者の才覚とか、息子の悪さとか、そちらの影響があったのではないかと思っている。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年3月7日
  • 読了時間: 2分

 拙書『防衛医大…』(ホームページ参照)の裁判でのこと。

 純粋に医療の問題なのに、裁判のさい警察から「自衛隊を訴えるな、訴訟を取り下げろ」と殴られるなどしている。

 そして医療では勝訴したけれど、警察の暴力は裁判官が法廷から逃げだしてしまい有耶無耶にされてしまった。

 あのとき傍聴席が騒然となって、裁判所は警備員を動員して強制排除したのだ。

 

 もともと日本には冤罪が多く外国のドキュメンタリー映画にも告発されている。

 また、日本では、政府や米軍基地を批判したり抗議したりは警察から暴力をふるわれて拘束されることはよくある。公安警察に付きまとわれる人もいる。言論の自由など保証されていない。

 

 それを知ってのことか、居直ってのことか。

 自民党の議員は、日本が世界的に自由・人権の状況が最高に良いと公言する人たちが多い。

 これだけなら政権与党だから虚構を現実だと言うのが義務ともいえる立場として理解はできる。もちろん納得ではないが。

 

 それより、もっと危険かつ低劣な話である。

 そんな自民党の政治家は、政権批判に対して弾圧しておいて、政権批判できる日本という嘘を言うだけでなく、「ありがたく思え」などと言う。

 つまり、国民には権利があり、それを保障する仕事をする義務がある自分の立場を認識できてない。

 




 よく自衛隊も言う。

 守ってやっているのだから感謝しなさい、と。こんなことを言ったら、例えばアメリカだったら上官に叱られる。その義務に使う備品も、それで貰う手前の給料も、国民が納めた税金である。

 これは自衛隊が特に程度の低さを露呈させているけれど、他にも文科省が義務教育の教科書を官給品であり有難く受け取れと印刷した紙を添えて批判されているが、官僚たちは何とも思ってないようだ。

  

 これについて、自由・人権は輸入品だからという人がいた。

 昔は、そういうことも出来た。だから付け焼き刃であるので地に足のついたものではないのだ、と。

 しかし、とっくの昔に終わっているはずで、それなのに、それどころか、もっと程度が酷くなっている。自衛隊については、喩えると丁度、人気アニメ『機動戦士ガンダム』の一作目で、主人公が母親と再会する挿話で出くわす不良連邦軍兵たちである。「金を払えだとオ、俺たちが守ってやっているんだぞ」とヤクザのようにふるまう。

 

 どうやら、日本の公的機関がヤクザ化しているようである。

 
 
 
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