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  • 執筆者の写真井上靜

日本の現実を逆に言う自民党の政治家

 拙書『防衛医大…』(ホームページ参照)の裁判でのこと。

 純粋に医療の問題なのに、裁判のさい警察から「自衛隊を訴えるな、訴訟を取り下げろ」と殴られるなどしている。

 そして医療では勝訴したけれど、警察の暴力は裁判官が法廷から逃げだしてしまい有耶無耶にされてしまった。

 あのとき傍聴席が騒然となって、裁判所は警備員を動員して強制排除したのだ。

 

 もともと日本には冤罪が多く外国のドキュメンタリー映画にも告発されている。

 また、日本では、政府や米軍基地を批判したり抗議したりは警察から暴力をふるわれて拘束されることはよくある。公安警察に付きまとわれる人もいる。言論の自由など保証されていない。

 

 それを知ってのことか、居直ってのことか。

 自民党の議員は、日本が世界的に自由・人権の状況が最高に良いと公言する人たちが多い。

 これだけなら政権与党だから虚構を現実だと言うのが義務ともいえる立場として理解はできる。もちろん納得ではないが。

 

 それより、もっと危険かつ低劣な話である。

 そんな自民党の政治家は、政権批判に対して弾圧しておいて、政権批判できる日本という嘘を言うだけでなく、「ありがたく思え」などと言う。

 つまり、国民には権利があり、それを保障する仕事をする義務がある自分の立場を認識できてない。

 




 よく自衛隊も言う。

 守ってやっているのだから感謝しなさい、と。こんなことを言ったら、例えばアメリカだったら上官に叱られる。その義務に使う備品も、それで貰う手前の給料も、国民が納めた税金である。

 これは自衛隊が特に程度の低さを露呈させているけれど、他にも文科省が義務教育の教科書を官給品であり有難く受け取れと印刷した紙を添えて批判されているが、官僚たちは何とも思ってないようだ。

  

 これについて、自由・人権は輸入品だからという人がいた。

 昔は、そういうことも出来た。だから付け焼き刃であるので地に足のついたものではないのだ、と。

 しかし、とっくの昔に終わっているはずで、それなのに、それどころか、もっと程度が酷くなっている。自衛隊については、喩えると丁度、人気アニメ『機動戦士ガンダム』の一作目で、主人公が母親と再会する挿話で出くわす不良連邦軍兵たちである。「金を払えだとオ、俺たちが守ってやっているんだぞ」とヤクザのようにふるまう。

 

 どうやら、日本の公的機関がヤクザ化しているようである。

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