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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年4月2日
  • 読了時間: 2分

 共産党の地方議員が語っていた話である。

 東大阪市で、生活保護を申請した人の家にケースワーカーが家庭訪問をした。そのさいの第一声が「○○さん、いつもそんな汚い格好をしているのですか?」だったそうだ。

 あるいは、その生活保護の申請に来た人は、借金も作ったけど先代から跡を継いで百年続いてきた店を守ろうと必死に頑張ってきた過去を持っていて、これをケースワーカーは咎めて「なんでもっと早く辞めなかったのですか?」「合間にアルバイトに行けなかったのですか?」と、生活保護とは無関係の話をした。

 まったく失礼にも程がある。


 この話を聞いた同議員は、心が痛すぎて落ち込んだと言う。

 もちろん、利用者の心情をちゃんと理解できるケースワークが必要であるが、こんなことがあるので、申請に行くのに付き添うから声かけて下さいと呼びかけていた。

 そもそも、議員が付き添ってないと暴言などがある、なんてことが異常である。しかし、ケースワーカーには人間性を疑われて当然の人が多い。


 このケースワーカーの問題は昔からテレビドラマなどで何度も描かれていた。

 例えば、病気で入院している人が、退院して生活保護で通院をと提案されて申請したところ、来たケースワーカーが寝ている病人を見下ろして「あんた本当に働けないの」と陰険に言い、これに医師も看護師も激怒する場面とか。

 それくらい、ケースワーカーの非道は昔から常識だったのだ。昔から日本の世間一般の認識だったということだ。


 それでもケースワーカーの非道は無くならない。

 つまり、刑事ドラマで悪役として描かれている暴力団が無くならないのと同じことで、ケースワーカーはヤクザと同じく悪い人であるが、相当に力があるので暴虐をふるい続けているわけだ。

 そして、ヤクザになってしまう人は何か事実があってグレてしまった、というのは常識だけど、ケースワーカーになる人たちも心が病んでいる人ばかり、という現実の方はあまり知られていない。



 上記の議員が求める常識あるケースワーカーの仕事を実現するには、まず従事者の精神状態について配慮するべきである。カウンセリングを受けないといけないほどの人が、その自覚なくケースワーカーとして働いている、なんて現実を改めないといけない。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年3月28日
  • 読了時間: 1分

 「老人は集団自決」の発言。

 これは成田悠輔という経済学者を名乗る人が、本気なのか悪ふざけなのか不明な動機でやらかしたことである。それで、こんな発言をする経済学者を財務省が広報に起用していることを問題にされ、首相も国会で人選に慎重さが求められると述べた。

 やはり社会政策に関係するからだろう。


 感情的になると言いたくなることはある。

 ただし、それをよく観察すると、老人が多くて社会の負担になっていることに対してのことではなく、たまたま今の老人の世代が「団塊の世代」「全共闘世代」であることが原因である。

 実際に、この世代は根性や性格が悪い人が多く、それを同世代に属する人でさえ言っているほどだ。この世代であったため、同級生により嫌な思いをさせられた、など色々と証言している。

 これは、しょうがない。


 今の老人は過激派学生だったから当たり前と言われる。

 その世代なので、暴力ふるうのが平気な人でさえ珍しくない。老人の暴力は社会問題である。しかし、それより前の世代だと、戦争に行って殺人や婦女暴行など当たり前だったから、危ない老人が多かった。

 そして更に、子供の頃からアニメやビデオゲームで暴力に浸ってきた人たちが、危ない老人といわれるようになるのだ。




 
 
 

 カンニングの罰で自殺した高校生の親が学校を訴えるつもりだ。

 この報道によると、「卑怯者」と罵られたり写経をさせられたりで精神的に追い詰められてのことだから、不適切な指導が死の原因であると主張している。教師の側に行き過ぎがあったかは別の問題として、この学校ではカンニングが悪いことになってはいたわけだ。

 カンニングは学校によって、また同じ学校でも条件によって、違ってくる。



 前に、カンニングは大学で黙認どころか大学がやらせている所の話をしたことがある。

 それは同じ高校の人が入った私立大学のことで、かつて飛び降り自殺の名所と言われた所の近くにある。そこは偏差値が低く学費が高い。そして全く勉強しないで卒業させてくれる。試験の時に堂々とカンニングペーパーが回ってくるけれど、それは、そんなことでもしないと誰も卒業できないから。それが知られているかであろうが、実に就職が悪い。

 そして、同じ高校の男は、大学とはそういうものだと思い込んでいるので、必修科目の語学で辞書引くなど予習したり、試験のため勉強したり、という当たり前のことが解らず、勉強しているところへ押しかけてきて遊びに行こうとか言って迷惑をかけていた。


 高校でカンニングが黙認される事情で大きいのは二種類だろう。

 一つは、甲子園大会出場の常連校での野球部員など、学校の宣伝になるから大会に向けて練習ばかりしていれば良いとされること。それだから普通に試験を受けて単位を取ることは出来ないためカンニングを黙認される。

 もう一つは、私立大学の付属高校で、推薦入学のためには成績が良いことが必要だからカンニングが黙認される。推薦入学のさい多額の推薦料金を支払わせるから、学校側の利益になるということ。


 このように、カンニング自体が悪いのではない。

 あくまで、認められないカンニングだから悪いのだ。学校にとって利益にならないからだ。それをやらかして失敗してしまった生徒が教師から罵られて死に追いやられた、という悲劇である。


 
 
 
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