- 井上靜

- 2024年5月15日
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熊本県の木村敬知事が水俣病の犠牲者を侮辱する発言をした。
これは、あの被害者遺族による悲痛な証言で、その音声を聞こえなくしてしまった会合についてのことだった。
そのさい冷淡な環境相が批判されていたところ、これを熊本県知事は「つるし上げ」と言い、直後に謝罪した。
もともと熊本県知事は企業と中央の側に立っている。
そんな知事の中でも最低だったのが細川護熙だった。よく、国や行政は面子にこだわり形式的に控訴して引き延ばし被害者を苦しめ、病状が深刻とか高齢とかの被害者たちが死ぬのを待つという残忍なことが公害病や薬害のたびに横行した。それが細川護熙は特に酷かったのだ。
これ以上の苦しみを被害者に与える無意味な控訴はしないでという被害者たちの必至の陳情に対して、細川護熙熊本県知事は「いいえ、控訴します」と冷酷に言い放った。これはテレビでも放送されている。
こんな冷血漢を、マスコミが政治改革の旗手と持ち上げた。
とくに酷かったのがテレビ朝日で、番組中で久米宏が細川護熙に対し、その著書を読んで感動したと絶賛するなどした。この一方でジャーナリスト西岡研介氏らの告発があったが、テレビの影響力は絶大で、細川護熙は首相になった。
そして自身の経済スキャンダルが発覚すると、職責を中途で投げ出し辞職した。

そして都知事選に立候補して小泉純一郎もと首相と脱原発の猿芝居であった。
公害病であの態度だった人と、イラク戦争で対米支持し劣化ウラン弾の被害を問われても無視だった人の揃い踏み。
それでもなぜか一部のマスメディアが持ち上げていた。脱原発を掲げる他の候補者を妨害するためとしか思えなかった。
こうした経緯の中から必然的に発せられた熊本県知事の水俣病被害者侮辱発言である。


