- 井上靜

- 2024年5月29日
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東京都狛江市の「市長への手紙」という広報がある。
これは市民から市長への手紙という形で、質問や要望を書く制度である。ここで、とんでもない虚偽の回答が市民に対して送付された。
最初は松原俊雄市長の政治姿勢の問題であった。統一協会の問題を隠蔽しようとする自民党に市長が迎合したことについて、市民が糺した。すると市長の秘書広報室は、中立な行政であるから政治的では無いと回答した。
ところが、これについて市の公文書を管理する文書課に問い合わせると、その件に関する行政文書が存在せず、松原俊雄市長の議会発言が根拠であると回答した。この市長の発言は議事録に載っている。
つまり、行政ではなく政治である。そして何と言おうと行政文書は存在しないが議事録はあるのだから、政治的であったことは公文書の裏付けがあり、政治的ではないという市長秘書広報室の説明には根拠が無い。

市議会議員たちに訊いたら、松原市長の姿勢のためだと一様に言う。
もともと、市長は選挙で自民党に支援してもらっているから自民党の顔色を伺っている。それで市民より自分の選挙が優先になる。その反映の一つというわけだ。
そして、岸田首相が統一協会の問題を隠蔽しようとしていると批判されていること、例えば安倍晋三首相を歴代首相の中で最高だと賛美して、巨費を投じた国葬を行い、これに全国の自治体も調子を合わせて半旗を掲げろと要請したことに対し、自治体によって従ったり従わなかったり対応が別れたけれど狛江市は従ったということだ。従うと松原俊雄市長が狛江市議会で発言していた。岸田首相に合わせるという。これだけで充分すぎるほど政治的であるし、このことは記録する公文書があり、そうではないと考えることができる公文書は存在しない。
それなのに、狛江市の市長秘書広報室は、政治的でないと虚偽を文書で述べた。
これに市民から抗議があった。
すると、市長秘書広報室は、何の根拠もなく、秘書広報室で政治的じゃないと言ったのだから政治的じゃないと繰り返し、それに従わない市民は無視すると宣言した。実に横柄でファッショである。
それで行政への苦情を申し立てる部署は無いかと市役所の案内で訊いたところ、総務課に訊いて欲しいとのことで、すると総務課からは、狛江市には世田谷区のような市民から行政への苦情を聴く制度が無いとのことだった。在るのは「市長への手紙」だけで、これは質問に対して広報するだけ。苦情に対応して場合によっては不正を調査するというものではない。
これだから「市長への手紙」は虚偽の回答を平気でやらかすのだ。
まったく「あなたの声を市政に」が聞いてあきれる。それで制度を改めるよう、超党派で市民から議員に陳情することになった。はたして、制度改革ができるだろうか、


